日記2005夏

第18回 四日市花火大会
2005年8月21日(日) 曇時々雨 19:00〜20:20
三重県四日市市四日市港 霞ヶ浦・富双埠頭


四日市港ポートビル・展望展示室うみてらす14からの眺望
7月18日・海の日に撮影(この日は無料開放ですよ8^^8)
花火大会会場
画面右手前の白い倉庫の奧に緑がのぞいてる一画が打上場所。対岸の富双埠頭一帯が絶好の観覧場所です。花火大会当日は海上に水上用の台船が浮かびます。
打上・霞ヶ浦埠頭
画面中央左の緑が拡がる一画が打上場所。打上の北側にかけて埋立工事中。東側にはコンテナ港が整備されつつあります。このエリアがコンビナートとして整備されれば花火大会の開催自体が・・・。工業都市四日市では花火打上に適した貴重な場所なのです。


  待望の復活!ありがとう四日市。02年の第17回花火大会を最後に休止期間に入り、05年、ついに復活を果たしたのだ。この日がどれほど待ち遠しかったことだろう。四日市のない2年間は、シーズン後半の大きな楽しみが欠けた、どこかぽっかりと心の中に空白が出来てしまったようで寂しいかぎりだった。 
 事前の予報があまりにも芳しくなく、待ちに待った再会の喜びと、せっかくの四日市をクリアな状態で迎えられない無念さが交錯して複雑な気持ちでこの日を迎えた。午過ぎに現地を訪れてみるとコンビナートから流れる煙の向きが、天候の悪さに加えて風向きまで最悪であることを物語っていた。

 メイン会場となる富双埠頭。ここが緑地、港湾工事されることにより安全性を確保できないとして休止されていた四日市花火大会だが、久しぶりに富双埠頭の観覧場所に立ってみると、以外なことに未整備な土地がまだまだ残されているように思えた。メイン会場から少し南に離れた富双緑地公園は、鮮やかな芝生の緑がどこまでも拡がる良く整備された見事な公園だった。 

 打上の真っ正面となる一帯は、有料席・協賛席に割り当てられるのだが、観覧場所は十分にある。名物の10基同発の空中ナイアガラをカメラに収めようなんて色気を出して、南に少し離れた海際の一画に場所を確保した。もっとも初めてカメラを持って臨む四日市、あの空中ナイアガラは私のような初心者レベルの者には手に負えないだろうが。
 会場付近の有料駐車場に無事に乗り入れて、四日市ではすっかりお馴染みのジャスコで永い待ち時間を過ごした。雨は頻りに降り、南東の風も強く吹いてもう絶望的な天候であった。心の中で延期して欲しい、開催しないで欲しいと募る思いを抑えきれない。

 四日市花火大会は、群馬の菊屋小幡花火店様・静岡田畑煙火様・岐阜高木煙火様の県外3社を招聘して開催する質にこだわった技の花火大会である。プログラムにはスターマインから単発の玉名、号数までしっかりと掲載され、それぞれの担当が明記される本格的なもの。普通の花火大会ではお目にかかれないような作品が名を連ね、内容の格調高さは折り紙付きである。プログラム9ページには芯物花火が解説され、今回、小幡様により、なんと全国的に珍しいという四重芯が披露されるというのだ。

 18時を過ぎて会場入り。ところが、悲惨なコンディションを受けて観衆の出足が想像以上に鈍く、せっかくの復活にかかわらず盛り上がりに欠けて残念である。ゆったりとスペースを取って観覧態勢に入った。
 19時開幕、往年の華々しさには及ばないが、スターマインで復活の狼煙を上げた。ここからスターマイン、単打ちを綺麗に繰り返すプログラムが始まる。10号までの単打ちは逸品が散りばめられ、目が離せない。夜空のキャンパスに様々なアートが描かれることだろう。透明のビニール袋に入れたプログラムの玉名に目をやりながら、悪条件の観覧&撮影に臨んだ。

オープニングスターマイン
天空の花の都
菊屋小幡花火店

 対岸の霞ヶ浦埠頭から打ち上がる花火。南東から吹く風は、メイン会場全体を風下に追いやり、断続的に降り続く小雨は、傘で守っても、タオルで吹いても絶えず風に乗って容赦なくレンズにあたって開幕から辛く、酷く消耗する観覧を強いられた。それでもはっきりと見える内は頑張って撮る観る。振り返ってみれば、前半が今夜の中では一番良い状態であったと言える。

 規模は小さくなったが、良いスターマインが上がって満たされた。小幡様のスターマインで魅せていただいた和火色から蛍色に輝く情景は素晴らしく印象的。田畑様の絶妙のリズムで魅せるスターマインの数々といったらもう惚れ惚れする。上手いなぁ。
 芸協玉は5号10組50玉が披露され、7号10号は残念ながら影を潜めた。お客さんの反応が抜群によかったのは今野様の作品「錦菊先方向変化」と磯谷様の「ミラーボール」だった。
 市民参加型の花火大会として新たに企画された「メモリアル花火」。10号玉で50発限定で募ったそれには15発のメモリアル花火が寄せられ、思いを込めたメッセージと共にお披露目された。花火は何れも逸品揃い。3者揃って心に響く素晴らしい作品を披露して、初の試みであるメモリアル花火を大いに盛り上げた。
 メモリアルに続いて、メッセージを添えた国際交流花火が入り、こちらは小幡様による10号3発がメモリアルに負けない大輪を咲かせた。

 終盤に入ると雨も止んで、好天の兆しが見えるかに思われたのだが・・・・。打上の上空には煙か霞だろうか、それとも雲が低く入ってきたのか、もう泣きたくなるようなコンディションに陥っていた。
 注目の小幡様の四重芯が入った最後の単打ちのパートが始まる。5号は時間が押していたのかポンポンと打ち出され、10発の7号は雲の下にかろうじて咲いた。そして注目の10号に入る。10発構成で四重芯まで入った注目の演目だったが、10号は完全に雲の中に入って、うっすらと形が浮かぶ程度。ここに小幡様の四重芯が入っていたかと思うと無念でならない。できれば四重芯は上がっていないと願いたい、何処か他の大会で人々の心に感動を与えて欲しいと願うばかり。

 ラストは名物の10基同発大空中ナイアガラ。技の花火大会を締めくくるとっておきのエンディングだ。アナウンスを受けて場内が大きくざわめいた。
 しーんっと静まる・・・・漂う緊迫感・・・・まだか。既にシャッターを切っていたのだが、やや待っても上がらなかったので一旦シャッターを切りあげる。前ふりが入ったっけ??そう思案していると、突然、一斉にドバッと打ち出されて万事休す。NDフィルターを装着して、それなりに設定を施して待ち構え、ほぼ読み通りの地点から射出されたのだが、タイミングが完全にずれた。やはり初心者には手に負えなかった。
 400メートルはあるといわれる空中ナイアガラ。対岸が純白の花火で一瞬にして真っ白に染まるこれ以上ないスカッとした終幕だった。物量面では往年の勢いを完全に失った四日市だが、名物のエンディングが健在であったことに感謝するばかり。

 天候の悪さを受けてお客さんの入りが今ひとつ、大きな拍手や歓声に包まれるシーンが少なくて、復活を果たした大会にしては盛り上がりに欠けていた。延期はいろいろな意味で厳しい判断かもしれないが、英断を下して欲しかった。
 待望の四日市花火大会。今夜の花火を受けてワイドスターマインが無くなった、玉数が減って見応えがなくなったなんて思わないで欲しい。四日市は物量で魅せる花火ではない、質が違うのだ。悲惨なコンディションに消えていった銘花を堪能できてこそ四日市の真価を味わうことが出来る。
 有料席もメモリアル花火も大歓迎。創意工夫を凝らしてこの素晴らしい芸術花火大会をこれからもずっと開催していって欲しい。
 今回は残念な結果に終わったが仕方ないこれも花火大会。復活を果たしてくれただけでも嬉しかった。来年の再会に期待します。

四日市花火大会写真集
(注:これはほんの一部です)

19:05
7号 コスモスの花
田畑煙火
19:13 芸協銘品集
5号 錦菊先方向変化
秋田県 今野正義 様
芸協銘品集
5号 ミラーボール
愛知県 磯谷尚孝 様
19:31
10号 青芯菊先紫緑
菊屋小幡花火
19:31スターマイン
百花夜想曲
菊屋小幡花火
19:39
10号 緑芯冠菊遊泳星
高木煙火
19:42 メモリアル花火
10号 海上の星
高木煙火
メモリアル花火
10号 三重芯さざ波紅青光
田畑煙火
メモリアル花火
10号八重芯錦牡丹緑星銀乱
田畑煙火
メモリアル花火
10号 彩星芯銀菊先彩群蜂
田畑煙火
メモリアル花火
10号 八重芯ステンド牡丹
田畑煙火
メモリアル花火
10号青紅変芯金閃冠菊降雪
菊屋小幡花火
19:48
特大スターマイン
彩りの花模様
田畑煙火
19:54
7号 八重芯菊先青光
高木煙火
19:58
10号 ステンド百花園
田畑煙火
10号が雲に引っかかってきました
20:03
7号 錦冠彩星
菊屋小幡花火

この先に入る10号は雲の中へ・・・・
掲載の時間は、プログラムに掲載の打上時刻を示しています。実際は遅れ気味でした
雨&風下+煙&霞&雲?と泣きたくなるコンディション。まだましかなというものをUPしています。
19:31小幡様の10号は、次の演目であるスターマイン百花夜想曲の後に上がっていました。
終幕の空中ナイアガラは、タイミングが遅れて打ち出しが完全に切れましたので・・・・。
真価を見損なう恐れがありますので掲載いたしません。(m_m) 言い訳じゃ〜!

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