| 日記2005夏 |
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第56回 とうろう流しと大花火大会
2005年8月16日(火) 曇 19:30〜20:30
福井県敦賀市松原海水浴場沖 敦賀湾上
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| 幻想的なとうろう流し |
16日はナガシマスパもあるし、このまま敦賀を観覧すべきか躊躇したが、やはり計画通りに訪れてみた。
今年も打上を請け負う業者さんが変わって、ここ4年間で同じ業者さんの花火は一度もない。業者さんが変われば中身もコロッと変わってしまう。いわばその年によってころころ変わる“つる我流”花火大会。今回は2年ぶりの再会となった。
名勝、気比の松原を舞台にする大花火大会。会場の入り口には花火大会に協賛された企業名が大きく掲げられ、原電・電力関係企業がずらり名を連ねているのを羨ましく眺めた。予算・ロケーション・観覧場所のどれをとってもピカイチ、開幕に先駆けて行われる大規模なとうろう流しは素晴らしく幻想的である。問題は肝心要の花火だが・・・・。
16時過ぎに会場入り。今年は風向きが悪くて、少しでも風上側に陣取ろうと打上の西寄りに場所を確保。後に誰も人がいないのを確認して、波打ち際に三脚を立てて一旦会場を後にする。
狙い通りの場所にキッチリ駐車。夕立に見舞われたので、車内でずいぶんと雨宿りをして18時半ばになって再び会場に戻った。
うぉぉ!会場に戻ると私の西隣にはずらりと三脚が立ち並んでいて、20名以上はいようカメラマンが列をなして波打ち際を占拠していた。それで、カメラマンの壁を避けるように場所取りがなされ、後からやって来た私の後にはぎっしりとシートが敷き込まれているのだった。今日は砂浜での撮影になるのでせめてパイプ椅子に腰掛けてと思っていたのだが、これには気が退けてその場を撤退。結局、カメラマン軍団の最後尾(もちろん後に人が居ない)に移らせてもらった。
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| 次々繰り出される大玉 この物量はお見事! |
19時を過ぎるととうろう流しが始まる。とうろうは会場にて一個500円で販売されていた。私達もこれを買って参加することが出来るのかな、とも思ったのだが引換券が必要かもしれない。
花火大会の冒頭に入る主催者の挨拶はスパッと短く切り上げて好印象。海上には何千個もの灯ろうが幻想的に揺らめき、花火大会へのムードは最高に盛り上がってきた。舞台は整った。
今年のテーマは愛知万博にちなんで、敦賀で花火による花の博覧会を開催しようというものだ、エンターティメントに富んだ花火大会を期待したい。
テーマ性のある花火とあって、一連の流れを損なわないようにするための措置なのか、本番開幕に先立ってメッセージ花火が披露された。メッセージ花火は10号ばかりの豪華な仕立てとなっており、10発が披露された。内容は芯入り割物揃いで八重芯が含まれていた。
本番開幕は、カウントダウンのコールと同時に花火が咲くといった観客参加型もので、コールと同時に蝶花火が華麗に宙を舞った。開幕のゼロを告げるコールと同時に蝶千輪が宙を舞った。
ここからテーマに沿った花火が披露された。印象的だったのは、オープニングの次に入った、ひまわりの花をイメージした打上。4号クラスを従え7号が大きく上空に咲き続くシーンは、ゆったりとした打上のリズムもよろしく、単調ではあるがスッキリと表現されていて好みである。空中花壇と題して7号千輪菊の5発一斉打ちを10回繰り返したシーンも目を引く演目で、千輪が一斉に咲き誇る様は壮観だった。出来れば、同じ場所に打ち込むばかりでなく、打上を散らしてワイドに見せて欲しかった。
しかしながら、ここからが続かない。テーマに沿った出し物が冒頭に入った後は、突然3号クラスの霞草や型物がポツポツと入るといったトーンダウンすることもあれば、何を表現しているのか判らないミニスターマインや単打ちの波状攻撃に移ったりと、どうもしっくりと来ない。10号・7号といった大玉は何の脈絡もなくポンポン上げられ、一発の魅力には欠けるが、そこそこの種類の花火を繰り出した。中盤に登場した注目の水中スターマインは、専用の台船を用いた本格的なもので、存在だけでも絵になる見せ場なのに、たった数秒でドバドバと一気に咲かせて終わってしまう呆気ないものだった。撮り損ねたお隣のカメラ軍団からはブーイングの嵐(確か事前のアナウンスで水中が入ると流されてはいたのだが)。2回入った花火コンサートと題する音楽付花火は論外。Vトラなど前ふりをピタッと決めて、リズムとスピード感に乗った花火を一回くらいは見せて欲しかった。
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| メッセージ花火 10号八重芯 |
オープニング カウントダウンに乗って舞う蝶々 |
ひまわりの連打 | 7号千輪5発同時打 |
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| 水中花火・一瞬の連爆でした |
終盤に入ると風がさらに弱まって、煙が溜まり撮影はお手上げ状態。西寄りの風はますます南にふれて、台船真正面にあたる中央部分から東側は完全に煙にやれていた。
終幕は小玉から2尺まで揃えた大小織り交ぜた怒濤のフィナーレとなる。アナウンスを流しているうちに煙がきれいに掃けたのだが、予想通り打ち出しの多い演目なのでみるみるうちに煙の壁が出来上がっていった。
小さな花火から大玉へとボリュームを増して、やがて錦冠菊怒濤の連打に入る。この爆圧、迫力はたまらない。そして今年の敦賀を締めるの真打ち登場。なんと2尺玉5発同時打で豪快にフィニッシュを迎えようというのだ。
5発とも無事に足並みを揃えて打ち出され、太い曲導を引いて煙の壁を突き破り天高く上り詰めていった。次の瞬間、腸を揺さぶる大音響を轟かせる。驚異の2尺5発同時開花。夜空を豪快に染め上げていく、もう言葉にならない大迫力のスケールだった。幾千本もの錦の滴が海面にまで降り注いで、海に吸い込まれていった。この時ばかりは陶酔である。記念すべき人生初の2尺5発同時開花を経験したのだ。それまで何度も登場した引き足の細くて暗い錦冠菊とはまるで別物の2尺玉、明るくて太く力強い引きが印象的だった。
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| 2尺5発同時打 浮模様入 |
これをもって花火大会終了。最後の出し物があまりにも豪華でインパクトがありすぎたのだろうか、大きな拍手の中での幕引きだった。終わってみれば花の博覧会といったテーマなど何処へやら。敦賀だから味わえる問答無用の物量はさすがである。久々にまとまった量の花火大会を間近で観たという意味では満足であった。
毎回思うことだが、主催者がもっともっと花火への理解を深めて、意欲的な取り組みをもって運営してくだされば、日本を代表する花火大会になるだろうに・・・・。
凄いよ2尺が5発一斉だよ〜。そんな思いで感慨深く海を眺めていると、私たちの両隣にいた2人のカメラマンのおじさんが「あぁー終わった」と言いながら海に向かって気持ちよさそうに放尿し出した。思わず妻が顔をしかめる。花火大会中も訳の分からない事をぺちゃくちゃうるさく話して、揚げ句の果てにしょんべんして帰るような人達とは二度と隣り合わせたくない。