天保山海上花火大会
2004年7月19日(月) 晴れ 19:45〜20:30
大阪府大阪市港区 天保山海遊館西側沖海上
伊勢の観覧を終えた翌日、日曜だというのに朝から我が家に送られてきたキャノンの贈り物。封を解くと中にはレキサーメディアのコンパクトフラッシュが入っていた。デジキス購入時にもれなく着いてくる代物、発送に約3週間かかると書いてあったのだが、以外にも早く送られてきた。標準品の2倍の高速書き込みを誇るこいつを手にして、早速使ってみたくなる。明日は天保山の花火がある、ふらっと出掛けて早速試してみよう。
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| 海遊館にて |
臨時駐車場への長い入庫渋滞を経て会場に着いたのは15時過ぎであった。少し離れた臨時駐車場からシャトルバスに揺られて数年ぶりに訪れた天保山は、やはり花火大会当日ということで、恋人や家族連れで大いに賑わっていた。普段はそれほど混まない天保山ハーバービレッジも、今日ばかりは大盛況のようだ。バスを降りると一目散に大阪湾を見渡す広場へと場所取りに向かう。ところが、こちらは場所取りなどろくになされておらず、所々にブルーのシートが目に付く程度の実にのんびりとしたものだった。既に海遊館西側岸壁の沖合には花火打上用の台船が浮かんでおり、これを正面に見渡すエリアに場所を確保する。サンセット広場からマーメイド広場、その先に南港に向かって真っ直ぐに延びる中央突堤の岸壁辺りが最適の観覧場所となるのだが、写真を撮るという意味では南港の夜景が背景に入るエリアが最も天保山らしく、海遊館エントランスビルの隣に拡がるサンセット広場へと降りるなだらかな階段の最上段に場所を確保した。左手から右へ吹き抜ける強い風も丁度良く、なかなかの好条件だ。
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| 夕暮れ時の大阪港 茜色に染まる空が美しい 画面左:南港 中央:打上台船 |
さて、天保山まで訪れて花火だけを観て帰るわけにも行かない。場所取りが終わると夜の打上までを天保山で楽しむことにする。もちろん天保山のシンボルで東洋一といわれる水族館「海遊館」を訪ねるのだが、とりあえず荷物をどうにかしないと。カートにカメラなどを入れたレジャーボックス(RVタイプ)を積んでこれをガラガラと引きながら水族館を歩き回るわけにも行かない、従ってコインロッカーに荷物を一式預けることにした。ところが、ボックスの幅が大きすぎてコインロッカーに入らない。ここなら入りますと薦めてくれた特大サイズのコインロッカーは料金なんと“1千円”。これは高いもったいない、そこで思いついたのが普通の安いロッカーにカートの荷物を解いて、ボックスの中身と畳んだカート、三脚を入れて、空箱だけを持って入館した。従業員の方もオッケーですよと呆れ笑い。流石、関西人。
海遊館を妻と共に訪れるのは10年振りくらいだろうか。人気者のジンベイザメ(遊ちゃん)とも久々に再会できた。写真も殆どの場所で自由に撮ることが出来て、いろいろ撮って海の生き物との触れ合いを楽しんだ。海遊館を出ると次はマーケットプレースで買い物、キティちゃんのファスナーマスコットを集めている妻は7つもゲットしてご満悦の様子、先日の伊勢と会わせて随分集まったようだ。屋外の広場では人垣に取り囲まれた輪の中でストリートパフォーマーが自慢の芸を披露し合って、こちらも大盛況。待ち時間の退屈しのぎには事欠かない、やはり都会の花火大会っていう感じだ。
18時を大きく過ぎてからサンセット広場に確保した観覧場所に戻った。この時間帯になると、昼間は閑散としていたのが嘘のようにびっしりと観衆で埋まっている。やがて、夕暮れが訪れる。西向きに拡がる大阪湾の夕暮れは特に美しく、ここからの眺めは最高だ。空が茜色に染まっていく様子を何枚もカメラに収めているうちに辺りは暗くなっていった。打上台船の背後には、カラフルな電飾を纏った遊覧船と南港に高くそびえるワールドトレードセンタービルのネオンが美しく輝いている。なかなかのロケーションじゃないか。
19時45分、海上花火大会開幕。早速、スターマインで開幕を飾ってくれた。スターマインの次には早打ちが入り、これを交互に繰り返しながらプログラムが進行するのだが、おや?むむ!おいおい!と言うような物が次々に飛び出す。形が・・・・・色が・・・・・同じ物が・・・・・の繰り返しだった。スターマインと早打ちを2〜3回繰り返し観覧しただけで、今夜は終わったというというか、諦めのようなムードに早くも包まれたような印象を受けた。海の日に大阪のベイエリアを代表する地区で開催される海上花火大会、初観戦だった私たちは、海をイメージしたユニークな演出の花火で楽しませてくれるものと期待していたのだが、中身の方は・・・・・。ケーブルのスイッチを押す指が重く鈍かった。撮影枚数が延びない、伊勢の後だけに辛い。
花火のアナウンスが入らない。あっ魚の型物がぽつんと上がった、あれが色とりどりの魚たちの群れをイメージしたという南の海の魚たちっていうやつか。なんだかよく分からないスターマイン、今のが様々な色彩にあふれたサンゴの海っていうものだろうか。青のスターマインは海になるのかな。これも水上花火なんだろうな。台船の上で小型花火を自爆させただけのような演出、まるで翼の折れた孔雀がもがいているみたいだ。アナウンスが入らないのでとにかく分からない。こういう花火大会で観衆に演出の意図がダイレクトに伝わりそうなのは、型物を使うものに限定されるのか。
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| 空中大瀑布(銀) *無修正の画像です |
明るかった。花火が始まってからも観覧席となる広場の街灯の明かりが入ったまま。結局、最後まで消されることはなかった。映画館で明かりを消さずに映画を観るとこんな感じになるのだろうか。とにかく、水族館の中よりも明るかった。大阪湾の夜景を従える絶好のロケーションの中で花火を上げているのに、ムードというか雰囲気を高める工夫はしないのだろうか。転落防止用の柵が施されているのだが、やはり危険だから明かりを消さないのか。
水上花火が終わるといよいよ海上花火大会のクライマックス、名物の「金銀空中大瀑布」へと向かう。今夜の花火撮影としては唯一の狙い所だった。ギリギリまで絞って待ち構える。果たして飛ばないだろうか。
金瀑が始まった。ドドドーうぉ〜なかなかの物量じゃないか。続く銀瀑、来た来た。「おりゃぁ!」“パチリ!”
撮った。捕まえたぞ。何と露出オーバーになってぶっ飛んでないじゃないか。今まで絶対に撮ることが出来なかった銀瀑、これがちゃんと撮れていることに感心した。一眼レフデジカメの実力ってやつかな。(安いカメラと違う!と妻に力説・自慢する)
最後の大瀑布がそれまでとは別次元の物量と迫力があって良かったのか、大きな拍手で讃えられ大盛況のうちに終了した。この様子では、2週間後に開催される平成淀川の場合、最初から最後まで拍手のしっぱなしになるのかな。
天保山大観覧車の中から、船上のデッキから観覧した人々も満足したのだろうか。良いロケーションの花火であることに間違いない。あとは・・・・・。
帰路は駐車場からの出庫渋滞で待たされ、ようやくこれを抜けて天保山から阪神高速に入ると、今度は阿波座付近まで大渋滞。なんでまた祝日の22時頃に阪神高速で渋滞に填るなんて。やはり都会の花火大会、油断は出来ない。