日記2005冬

STAR☆LIGHT REVUE 2005
スター☆ライト HA・NA・BI

2005年12月24日(土) 晴 19:45〜20:20
愛知県名古屋市港区港町 名古屋港ガーデン埠頭沖


つどいの広場に立つシンボルツリー

 各地の花火を観覧してもう10年以上が経つが、こんなに感動したのはいつ以来だろう。クリスマスイブの夜のなかに色とりどりの光たちがいつも以上に輝いている。私の人生にこれほどの素敵な夜を過ごしたことはなかっただろう。聖夜を彩る花火とツリー。どこまでも美しくて優しい微笑みをこちらに振り向けるたびに、自然と笑みがこぼれてしまう。まるできらめく魔法に包まれたかのようなイブの夜、普段では味わえないとっておきの夜だった。


 冬の名古屋港、スター☆ライトHA・NA・BIは初めての観覧である。観覧を熱望した花火であったが24日固定開催なので仕事を持つ身では願いが叶わなかった。今年は土曜開催に当たり仕事はクリアできたものの、大切な時期を迎える妻の体調が気になって観覧が実現するかは微妙な情勢であった。加えて、午前中に発生した地震、現地の雪の影響も気になった。それでも名古屋の愛好家の方から頂戴するメールで現地の状況を正確に掴むことが出来て心強かった。結果的にいつもと同じように二人並んで観覧できたことに感慨もひとしおである。
 午過ぎに会場入り。もう場所は決まっているので悩むことなく打上台船の真っ正面の丘の上に後から訪れる愛好家の分も含めて確保した。雪がずいぶん残っていたため、ビニール袋に雪を入れて重石代わりにして、シートが飛ばされないようにして夜を待った。
 観客の出足は夏よりもさらにゆったりとしたもので、ツリーのあるつどいの広場より先で観覧する観客は少ないように思われた。夜の帳に包まれる頃になって観客が増え始め、開幕間際になるとずいぶん賑やかになった。やはり、イブのイベントとあってカップルの姿が目立つ。いつの間にかクリスマスならではのロマンチックなムードが漂っていた。

 今夜もお馴染みのかぶりつき観覧、このスタイルはいつだって変わらない。台船を見下ろす丘の上で、ゆったりとスペースを取って撮影態勢に入った。名港らしい賑やかなDJの声が会場いっぱいに流れ、花火への雰囲気を盛り上がるなか、やがてカウントダウンのコールが始まった。カウントダウンに導かれて花火が舞い上がった。
 オープニングは8号芯入2発でドドーンと開幕を告げた。ここから、音楽と花火が一体となった感動のドラマが始まる。
 美しい花火にたちまちにして魅了された。花火ファンなら誰でも知っている担当煙火様ならではの珠玉の作品が随所に散りばめられ、クリスマス気分の音楽と相まって感動を何倍も増幅させる。一玉一玉がしっかりと役割を担っていて全く無駄のない一連の打上は見事。音楽と完全にマッチした心地よいリズムで舞い上がる美しい花火に最後まで魅了された。
 曲を付けずにスーッと飛び出す大玉、目を見張る美しさである。それはまさに光のアート。本当に感動すると周りが霞んでしまう、隣でビデオを回している愛好家の方がおられるにもかかわらず、何度も感嘆の声を上げてしまった。人々を虜にする一発の魅力、花火は玉数ではない。

8号 千輪菊(初めて触れる作品) 

 クリスマスソングとともに光のアートが目の前でキラキラと輝いている。まるで音符のように美しく揺れている。自然と笑みがこぼれ幸せな気分に浸った。気が付くとラストのスターマインが夜空を金色に染め上げていた。その瞬間、地上に溢れる花火の輝きに負けない笑顔が優しく照らし出された。
 予算に恵まれた花火とはとても思えないのに、これだけ見事にまとめられるなんて。洗練された演出、技量に感服するばかり。

 花火が終わると機材をかたづけてつどいの広場に向かった。直ぐに広場へ向かったのにはもちろん意味があった。広場の中央にそびえ立つ、高さ15メートルものクリスマスツリーと対面したかったのだ。
 やがて美しく輝くツリーが私の目に飛び込んできた。今夜の主役は僕だよって主張しているかのような堂々と構えるクリスマスツリーが。ツリーの周りには、幸せそうな笑顔を浮かべて魅入る人で溢れかえっていた。どのくらいツリーと向き合っていただろう。すると、呼び物の人工雪を降らせるパフォーマンスが始まった。笑顔とともに笑い声に包まれる、その瞬間はツリーの輝きが一段と増したかのようだった。
 ツリーと向き合っていると、なんだか胸が熱くなり、花火の感動の余韻が呼び覚まされるようで、自然と幸せな笑みがこぼれてくる。こんなに感動したのはいつ以来だろう。今夜ここに訪れた人は感じて欲しい、クリスマスイブのきらびやかな夜に心を込めた花火が美しく引き立てることで享受する喜び至福のひとときを。花火芸術に触れる素直な心、純粋な感動を呼び覚まして欲しい。

 聖夜を彩る光の共演、訪れる人々の幸せな笑顔を照らし出すスター☆ライトHA・NA・BI。光のクリスマスプレゼントをたっぷりといただいた、これ以上ない素敵な夜に心からありがとう。少し無理をしたが、この美しい輝きの下に過ごせた時間はいつまでも忘れない。今夜の感動は新しい命にもしっかりと届いたことだろう。 

写真集(感動的な花火をお伝えできるような写真を添えられなくてすみません)

8号 銀芯オパール 10号 万華鏡芯冠菊 8号 オパール芯さざ波菊 8号 光の宝石
8号 光の宝石 10号 三重芯変化菊 8号 錦先色蜂 10号 スターオパール
ベル クリスマスツリー ダイヤノユビワ
写真は失敗ばかりでした。心に響く素晴らしい花火をお伝えできるような写真が撮れなくって本当にすみません。
腕の無さを痛感するばかりです。でもよい花火を全身で受け止められた満足感でいっぱいです。
名古屋港の磯谷煙火様の花火は、これからもずっと真っ正面でかぶりついて観覧することでしょう。

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