第56回 岡崎観光夏まつり花火大会
2004年8月7日(土) 曇 19:00〜21:30
愛知県岡崎市 乙川・矢作川河畔
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今夜は岡崎観覧史上最高のスペシャルな夜になります。それまで遠い遠い存在だった憧れの空間に身を委ね、今ここに在ることの幸せをかみしめながら、3時間近くに渡って繰り広げられる三河花火の聖地岡崎市が誇る伝統の大花火大会を堪能することができたのです。
この狭い会場でこれだけの花火を見せてもらえるなんて・・・・。神社の伝統に満ちた奉納花火と華麗な夜空の大輪、岡崎ならではの大仕掛けが織りなす荘厳な花火の祭典に心から感動しました。
大会関係者・花火師の皆様、協賛者の皆様、素晴らしい花火をありがとうございます。
夢が叶いました。最高の席で念願の岡崎大花火大会の全容を堪能させてもらいました。心から感謝申し上げます。
なんという幸運、雷鳴が鳴り響き、稲妻がほとばしる中、奇跡的に最後まで持ち堪えてくれたのです。近隣の花火大会が軒並み雨の影響を受ける中、岡崎だけは被害を免れました。
何もかも怖いくらい上手く行って、最高の形で花火を観覧することができたのです。
岡崎の花火をこのような形で観覧することは、もう二度とないかもしれません。今回は私の下手な写真を多めに使って岡崎の魅力に触れてみます。今夜の感動をいつまでも忘れないように、そして感謝の気持ちを込めて。
実に96年以来となる観覧に心が弾みます。場所は決まっているのに14時過ぎに現地入り、懐かしさをかみしめながら会場の様子を見て回りました。北岸一帯に築かれた桟敷席もこの時間帯ではまだ立入自由となっており人影もまばら、ぼんぼりを取り付ける協賛者とみえる人々の姿を所々でみかけるのみでした。菅生神社の桟敷前には名物の鉾船が2艘接岸しており、夜になると氏子さんがここで賑やかに花火をやってくれる、そう懐かしく思い出されます。
まだ午過ぎということで、桟敷席一帯、その後方の通路は静かな佇まいを見せていました。しかし、対岸の殿橋南詰の河川敷一帯は、何とも言えない熱気が漂っています。既に隙間無くビッシリと場所取りがなされ、豊田のように無人でシートが敷かれている様子でもなく、沢山の人々繰り出して早くからスタンバっているのです。ここは一般席としては最も見晴らしのよい特等席(事実上ここしかありません)、誰にも譲らないぞ!そんな気迫が伝わってくるのです。
西の潜水橋付近に設けられた打上場所付近に出向いてみると膨大な筒がセットされているのが確認できます。そして、名物の仕掛、北岸の打上の東側付近から南岸一帯の桟敷前にかけてずらりと並べられており、その複雑な構造には圧倒されます。この精巧に造られた数々の仕掛を目にして、今夜の花火が普通の花火大会とは違うステージに立つものだと実感できます。
その昔、お世話になった会場付近の河川敷にあるテニスコート内の臨時駐車場は、今では駐車できなくなっており、岡崎市役所まで出向いて車を入れました。ついでに市役所に電話を入れてプログラムを頂きに伺います。福祉会館に入るとプログラムと団扇を手にした職員の方が「先程の方ですか?」と声をかけてもらい、プログラム冊子を頂いて今夜の花火について丁寧なる説明を受けます。全国に誇る岡崎の花火大会、スタッフの対応ひとつをとっても違います。
岡崎のプログラム冊子、今まで私が手にした数々のプログラムの中でも、群を抜く厚みがあります。約70ページにも渡る立派な冊子、タダでもらってもいいのかなと躊躇ってしまうほどのもので、今夜の打上はもちろん三河花火の歴史などが綴られており、読んでいて大いに参考になるもの、大切に残しておきます。(もちろん全てが花火の頁ではなく、協賛企業の広告も相当頁割かれています)
会場までを歩いてみると街のあちこちで爆竹の音が響き、ワッショイワッショイという掛け声も伝わってきます。街は夏祭りの真っ最中なのです。
夕刻になって訪れたメイン会場、昼間とは一変して多くの観衆で溢れています。この人達はいったい何処で花火を観るのだろう、ふと気になってしまいます。岡崎の花火、ネックは何と言っても場所取り。限られた特定の場所以外では、全てを観覧できない超厳しい会場事情、この大勢のお客さんが満足に花火を観覧できるスペースなど存在しないのです。昔は居座れた(かもしれない)殿橋は大勢の警備員が繰り出して、欄干にもたれて会場内の写真を撮ろうとしただけでも「そこは観覧も撮影も禁止です。出ていって下さい」と直ちに追い立てられます。桟敷裏の通路は建前上、観覧禁止となっているのですが、既に桟敷裏の最前列には観衆が居座って、テコでも動かないという姿勢でその場に張り付いています。また堂々と三脚を立てて居並ぶカメラマンの軍団も見かけるのです。その昔、よく観覧した打上の真裏、名鉄のガード辺りはどうかな?市街地で開催される土地柄、観覧スペースに恵まれないのは仕方ないこと、が、しかし、岡崎は恵まれなさすぎる、朝一番に出動して場所取りに挑めばなんとかなる豊田などとは比較にならない。花火は徹底した桟敷優先配置となっており、全てを見渡せる場所が他に存在しないのです。
桟敷付近の至る所で観衆に気前よくプログラム冊子と色とりどりの団扇を配る微笑ましい光景が広がっています。このプログラムに目をやれば、ここは観覧禁止と分かっていても動くに動けなくなる心境も理解できる。すぐ目前には三河花火の総力を結集した魅力的な空間が拡がっているのだから。殿橋の警備は徹底されていますが、他はアナウンスで場所の移動を訴えるばかり、特に桟敷席裏側通路では目隠しの板もこころなしか低く組み立てられており、十分に観覧できるのです(配慮がなされているのかな)。
そんな厳しい会場事情の中、それまで遠い遠い存在の、まさに夢でしかなかった憧れのゲートをついに潜ります。あぁなんという幸せ、ありがとう。
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| 殿橋南詰下の河川敷(18時撮影) | 殿橋東側の様子(18時撮影) | 岡崎公園グランド跡地(18時前撮影) |
| 名物の仕掛は真横に位置することから観覧できませんが一般席では事実上の最高の場所になります。写真は18時頃の様子ですが、昼過ぎに現地に着いた時点からこのように隙間なく場所が取られていました。いったい何日前から場所を確保しているのかな? | この付近は殿橋を挟んで打上を観ることになります。メイン会場から離れる分、場所の余裕もあって、多くの観衆がこの付近でゆったりと観覧しています。但し、橋越しに観覧する位置関係上、上空で開花する花火しか見ることができません。 | 良く整備された芝生の公園。ゆったりと観覧できる広大なスペースを有しています。但し、岡崎公園の森越しに花火を観ることになるのがネック。手前より後方の階段状のエリアから臨む方が、高い位置から花火を鑑賞でき、手前の森に視界が邪魔されないので、このエリアに大勢のお客さんが集中しています。 |
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| 殿橋上 | 桟敷席(殿橋から撮影) | 菅生神社 |
| 乙川に架かる殿橋は午後5時以降車両通行止規制が敷かれ、歩行者天国になります。しかしながら物々しい警備体制が同時に敷かれて、欄干に寄って花火を観ようものならたちどころに退去させられます。 | 乙川北岸を覆い尽くす巨大建造物。花火は全て桟敷向きにセットされており、桟敷以外では全ての花火を観覧できません。画面中央にメイン会場の4号までの花火を、やや左に矢作川の10号までの花火を観ることができます。数々の仕掛は対岸正面の乙川南岸に仕掛けられています(一部北岸有り)。しかしながら花火の打上時間中は右側を向いて観覧することになります。 | 岡崎の花火大会は、江戸時代から続く菅生神社の祭礼奉納花火の伝統を受け継いで大きく発展したものです。当日は菅生神社の祭礼と相まって花火大会が催されるもので、境内には市内の氏子さんが集結し、お祭り色に包まれます。夜になると神社前の乙川に鉾船を浮かせて手筒花火や乱玉打ち、金魚花火が奉納されます。 鉾船は2艘登場(天王丸・菅生丸) |
南寄りの風が緩やかに吹き抜ており、東端に組み立てられた仕掛花火の煙は多少被るかもしれないが、その他は支障なさそうな感じ。しかしながら、到着時にはまだ夏の日差しが射していた空も、いついしか雲が拡がって思わしくない空模様となってしまいます。今夜もまた空を気にしながらの長丁場になりそうな気配。遠くから微かに伝わる雷鳴に悲劇の予感が走り、今ここに在ることの幸せを奪われはしないかと妙に怯えてしまうのです。天気が持ってくれることを祈るばかり。
8人で1升を分け合う、やはり窮屈な空間。傍を人が通ると板張りの床が揺れて撮影にも不安が走ります。しかし、ここは私一人の場所でない。今夜は動かず観覧の迷惑にならないように、そっと座る高さにカメラを構えさせてもらう。暗くなると、無数のぼんぼりに灯が点り、鉾船の提灯も鮮やかに水面に映える場内は優雅な風情に満ちています。そして8年ぶりの再会に気持ちが高ぶってきます。さあ、開幕だ。
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