日記2005夏

一宮市民花火大会
2005年8月27日(日) 晴 19:00〜20:35
愛知県一宮市光明寺公園地先 木曽川河川内


花火会場の東隣にそびえるツインアーチ138
アーチの手前を走る橋梁は東海北陸自動車道です

 
 一宮は不思議なもので3年連続の観覧、しかも、3年続けて絶好のコンディションに恵まれる実に相性の良い花火大会である。ここ数年、お盆はどうも天気が悪くてモヤモヤとした観覧が続き、それを一宮でスカッと解消させてもらっている癒し系花火大会。今夜も四日市の無念を引きずっての観覧だったがスキッとリフレッシュ。ありがとう一宮。先ずは御礼申し上げます。


 光明寺公園には16時過ぎになって到着。お馴染みの土手上はほぼ場所取りがなされ、隙間を見つけ出して確保。(実際は親切な家族連れに譲っていただいたのですが(^^;))今回は、東側の土手から前景に露店を入れてと構図を描いていたのだが、結局は例年と同じ位置にあっさり落ち着いてしまう。風上側だし、まあいいっか。

 早速本部席によってプログラムを頂く。相変わらずの全玉名号数、スターマイン、担当煙火まで完全掲載された親切なプログラムは一宮を楽しむ必携アイテム。表紙には、特別協賛各務原市と記されており、おや?との面持ちで中を覗いてみると、お隣の岐阜県羽島郡川島町が各務原市と合併された事を知った。それでも以前と同様に一宮市民花火大会に協賛されている姿勢に感心する。御当地一宮市にあっても、尾西市・木曽川町との合併を受けて新生一宮市になった。今夜の花火に何か目玉となる出し物はないかと、じっくり目をやったのだが、合併記念の仕掛花火が入った程度で、例年と同じ一宮らしいプログラム構成だった。

 18時を過ぎると、すご〜く時間をかけて協賛者の紹介アナウンスが延々と流される。観覧上の諸注意など一切のアナウンスを流して開幕を迎えた。ここから終幕までは何のアナウンスも入らない。ただ花火が上がるのみ。

終盤のシーン
スターマインを挟んで単発炸裂

 冒頭にライトアップされた一画で市長の開会挨拶が入った後、綱火に火が走って仕掛花火に移り点火する。「一宮市民花火大会」の文字を描き出した後、ダブル展開のスターマインで開幕を飾った。
 始まってしまえば、後はスターマインと単打ちを淡々と繰り返す単調な打上。聞こえるのは花火の開発音と観衆の声ばかり、余計なアナウンスも音楽も一切入らない、芸協銘品集でさえ何の解説も入らずサラッと披露されるのだ。プログラムに完全掲載の玉名と見比べながらじっくりと鑑賞するのが一宮流。5号までは同じ物が5発綺麗に繰り返される組み立てで、玉名の勉強になるし、よく見れば芯の色が違っていたり、打上順が前後することだってある、これがけっこう楽しい。
 ドーン、ドーンと途切れることなく上がる花火。もう、黙って花火を観なさいと言わんばかりの演出。派手さも素っ気もない、愚直なまでに花火だけを魅せ続けるこの雰囲気こそ一宮ならではの醍醐味なのだ。
 中盤、15号が大きく轟いた後に入った芸協銘品集。今年も5号10組50発が披露された。「うわ!綺麗」漏れ伝わる感嘆の声、良い花火は解説など必要のない説得力がある。今年の芸協玉には八重芯が2組も入り、他にも良い作品が散りばめられていて、満足だった。八重芯煌星がお気に入り。
 芸協銘品集を終えると、担当煙火2者がそれぞれの持ち場から同時に花火を上げて、雰囲気が一変する。スターマインを打っていてもまるで挟み込むように、両脇から単打ちをポンポンと打ち上げる賑やかさだ。それまでがソロで淡々としたものだっただけに、華やかさが一層際立つ。

ナイアガラと裏打(序盤のシーン)

 楽しみにしていた10号・8号はやはり終盤になって集中投下された。6号玉まではそれぞれの持ち場から上げられるのだが、大玉は残念ながら同じ所から、それもほぼ同時に打ち込んでしまう。「やめて〜」「重ねないで〜(T−T)」もう悲痛な声を発すばかり。10号は錦冠菊を主体とした玉揃えとなっており、夜空に花火が絶えず浮かんで塗り潰されていく・・・・写真はお手上げだ。見栄えは良いんだけどね、両者の個性が死んでもったいない。8号以上の大玉を重ね打つのだけは改善をしていただきたい。
 終幕の銀滝(ナイアガラ)に火が入って、いよいよフィナーレを迎える。トラなどの前ふりが賑やかに入った裏打ち。ここから小型花火ワイドへ一気に展開するのかなと思っていたらソロでバシバシと打ち込んで、フィニッシュは5基同発で華麗に締めくくった。終幕スターマインの担当も昨年とは違っていたので演出も一味違っていて、意外性に満ちた展開で満足。
 名物の15号2発で終演を告げる。1発目は終幕スターマインに混じって不意打ちのように披露(毎度のことなので折込済みです)。終幕スターマインを終えると大留の15号、芯入錦冠菊が豪快に轟いて終了となった。
 15号は今宵も例年通り4発登場、各社2発のお披露目となったが、残念ながら形、芯共に崩れていた。大玉は奥まった所から上げられるので迫力不足の感は否めないだろう。

 序盤に黒玉が出て、地上で自爆。ヒヤッとしたが、その後は無事に進行した。終わってみれば発色も良くしっかりと花火を見せて頂いて満足な夜であった。愛好家の皆さんも例年になくお見えになって、待ち時間も楽しく過ごさせていただいた。
 木曽川の下流では別の花火大会が例年通りに開催され、暫く遠花火をさせてもらう。一宮市に合併された尾西市の花火大会も濃尾大花火大会として存続された。岐阜県各務原市と合併した川島町も従来通りに越県花火協賛。昨年は合併を受けてこの地域の花火大会もどうなるかと心配していたのだが、各地の花火文化が守られホッとした。

 少し強い目の風が吹き抜け、半袖では肌寒い思いがした。秋を告げる虫たちの音色に包まれる園内、季節はもう秋に移ろっている。

一宮市民花火大会写真集

芸協銘品集 5号
昇小花雌雄芯菊先紅光露
長野県 青木昭夫様作
芸協銘品集 5号
昇小花 八重芯煌星
埼玉県 根岸和弘様作
芸協銘品集 5号
昇銀朴 彩色芯キラキラ菊
群馬県 小幡清英様作
 8号 八重芯錦冠菊
高木煙火
8号 芯入錦先変化菊
高木煙火
8号 八重芯菊先青輝
高木煙火
8号 湖上の星
高木煙火
6号 芯入菊先変化
関島煙火
15号(1発目)
清流に轟く錦菊先の再変化
関島煙火
スターマイン
清流に煌めく星の輝き
関島煙火
特大スターマイン
木曽川の清流
関島煙火
特大スターマイン
川面に踊る星の妖精
関島煙火
全体的に写真は風に流され気味でした。玉名・スターマインはプログラムに掲載のものです。高木煙火様は正確な玉名で分かり易かったのですが、関島煙火様は抽象的な玉名ばかり。やはり、終盤に集中投下された10号を掲載したかったです。次回に観覧の際は、東よりに場所を取って露店を前景に入れて撮影に臨みたいと思っています。

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