日記2005春

世界花火大会滋賀 大津会場(日本) 
2005年4月22日(金) 曇 20:00〜20:19
滋賀県大津市におの浜 びわ湖ホール沖(琵琶湖上)


錦冠スターマイン

 大津市で開催の「第8回国際花火シンポジウム」の関連行事として、18日から22日までの5日間にわたって開催される「世界花火大会滋賀」。22日の最終日は、県都大津市で日本の花火が披露されます。
 絶対にこの日だけは何としてでも観覧するぞ!そうかねてから固く誓って臨んだ大津会場の花火。何とか仕事の都合をつけて無事に観覧できる運びとなりました。最寄りの膳所駅を降り立つと、花火を観覧しにやってきた観客のけっこうな人出に驚きます。現着は、開幕15分ほど前。湖上は漆黒の闇に包まれ、花火を打ち上げる台船の大まかな位置を把握するのがやっとといった感じで、既着の愛好家様と連絡を取り合って、2尺玉の打上台船を教えてもらい、そちら1本に絞った撮影狙いで何とか隙間を見つけ出して最前列を確保します。
 夏のびわ湖大花火大会が脳裏を過ぎります。今回は浜大津港から東へ1キロ程打上場所を移したにおの浜沖一帯の湖上に2隻の台船を浮かせての花火、夏のびわこ同様に多方向へ玉を放つものと思いこんでいたので、カメラの性能上、撮影は片一方の台船(もちろん2尺打上台船)に絞って狙うことにしました。

 20時開幕、素晴らしい2尺玉が登場します。オープニングを告げる2尺玉、しかも咲いた花火はなんと驚きの八重芯です。錦先の変化を描く壮大な盆の中に完璧な二重の同心円。そのフォルム、誰の目にもそれと判るこんなにきれいに決まった端正な2尺の八重芯を目にして、もう震えるくらいに痺れました。経験したことのないような本当に素晴らしい2尺だったのですが、残念ながら写真は打上場所を読み誤って失敗に終わります。明るいうちに会場に訪れて、ちゃんと打上場所を把握しておかないといけませんね。
 その後は二つの台船から同時に、交互にと花火を放ってくれました。お馴染みの多方向へのワイド一斉掃射を繰り返すものと信じ込んでいたのですが、実際はそうでもなく、真上の大玉、その下に斜め打ちを交える程度。(左手の台船ですが)
 終盤は、二つの台船から日本の花火を惜しみなく打ち込んでくれました。滋賀では滅多に見られない10号玉、しかも八重芯、三重芯、千輪菊等々・・・・二つの台船からまるで早打ちのようにポンポンと各地の花火作家様の多彩に富んだ素敵な作品が打ち上げられます。それは実に豪華な一時かもしれませんが、せっかくの芸術花火を1発毎に楽しむ余韻も時間もなく、しかも足下では斜めに芸術玉を打ち込む添花まで賑やかに付いています。斜めに放たれた三重芯が、形が歪むことなくそれとわかる開花をして、湖に吸い込まれるようにして消えていった様は涙が出る思いでした。
 これでいいのでしょうか。一発鑑賞の醍醐味を損なっていませんか。滋賀ではまずお目にかかれない、世界に誇る日本の芸術花火をこんな風に披露してしまって良いのですか。今夜の花火はいつもの花火とはどこか違う、花火という日本の伝統美を享受する喜びを訪れた全ての人々に感じてもらえるような心に響く演出を心掛けるべきではありませんか。
 本来40分をかけて打ち上げるはずの花火を、たった15分で終わらせるというのだから、これは仕方のないことかもしれません。いろいろと事情があることはよく解りますが、もうちょっと対策を講じることは出来ないものでしょうか。

 終幕は、素晴らしい金、銀の怒濤の特大スターマインで、世界花火大会滋賀のフィナーレを飾る大津会場の花火は無事に終了しました。
 花火が終わると同時に、観衆もサーっとひきます。事前の広報戦略が功を奏したのか、夏のびわ湖大花火大会とはまるで比較にならない人出でした。

 期間中、悲しい事故が起こったことは残念でなりません。二度とこのような事故が起こらないことを願う次第です。

尺玉の下に添えられた名花
斜めに放たれた三重芯、それでも形が歪むことなく三重芯に開花した様は、涙が出る思いです。そして湖に吸い込まれるようにして消えていきました。儚いとはこういうことをいうのでしょうか。
同様に斜めに放たれる芸術玉
こちらは昇り小花が変な軌道を描いています。真上に上げてこそ真価が発揮されるのでは・・・・。せっかくの作品が、これではあまりにももったいなさすぎます。
染分玉 八重芯尽くし(贅沢です) 2尺玉 2発目?かな
花車 凄く凝った美しい玉 千輪 終幕 銀のスターマイン

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