日記2005夏

2005 びわ湖大花火大会
2005年8月8日(月) 曇 19:30〜20:30(プロローグ19:30〜、本番19:45〜)
滋賀県大津市 大津港沖琵琶湖上


オープニング 10号一斉打
春の部 高く舞っているのは一輪の蝶かな
インターミション 八重芯が入っています
秋の部 秋祭りをイメージした動きのある花火
終幕 空中大瀑布(銀)

  今年のびわ湖は東国遠征から帰宅当日といった連戦最終日に当たり、また、事情があって妻を伴って大混雑が見込まれる大津市街中心部に入って花火大会に臨もうという意欲が最初から起こらなかった。加えて、過去に何回も観覧させてもらった大津港西隣のシンボル緑地公園が有料席エリアに没して、モチベーションを下げる決定打になってしまった。(ついでに、03年に復活した2尺玉も今年は無くなった)
 当日は昼過ぎから夕立に何回も見舞われるといったあいにくの空模様、市内に出向いて場所取りをしようという気力さえ完全に失せてしまった。そこで計画通り対岸の草津市から観覧する。対岸からの観覧は初の試みであったが、実際に現地を訪れてみると、湖周道路沿いに点在する湖畔緑地公園や道路脇が絶好の観覧場所となるもので、琵琶湖越しに市街地を眺めるロケーションも良くてなかなかのスポットだった。

 びわ湖大花火大会当日、湖周道路では17時に入ると、大津市大萱6丁目交差点から草津市湖岸志那中町交差点まで北行一方通行規制が敷かれる(つまり南進禁止)。これに伴って片側を駐車スペースとして利用できる措置が講じられ、車線はみるみるうちに車で埋まっていった。(その変わり、湖畔公園内の駐車場は使用禁止。観覧スペースになる)
 雨も上がったので18時過ぎになって湖畔に繰り出した。のんびりとした雰囲気であったが、付近にはカップルや家族連れが次第に繰り出してきて、また夜店が集まる一画もあって以外にも賑やかであった。
 和やかなムードのこちらとは対照的に、花火会場はピリピリムードのようで、湖上は船舶航行規制が敷かれ、赤色灯を灯した警備艇が物々しく湖上に警戒線を張って警備する様子が一目瞭然。上空からは、警戒飛行するヘリが付近にいる船舶に規制区域内に入らないよう頻りに警告を発していた。これだけ離れた草津市でもヒシヒシと伝わってくる緊張感、市街地はきっと厳戒態勢だろう。今年の春に起きた悲しい事故が生々しく思い出されてしまう。夜空を彩る花火に心を奪われている中、空を見上げることもなく、安全を守ってくれる人達によって大会は支えられていることを忘れてはいけない。

 暗くなって大津市街地の夜景が浮かび上がり良いムードが出てきた。19時30分、プロローグ開始、4号玉がポツポツと打ち上がった。約4キロ離れた対岸で鑑賞していた私には、小さく輝く4号のプロローグは全く物足りない。見所の一つであるびわ湖花噴水との競演もこれだけ小さければ、見応えなどあったものでない。

 19時45分、本番開幕。2箇所の台船から多方向にスターマインが放たれ、名物の10号玉の一斉打ちでスタートを飾った。対岸で鑑賞していると、2つの台船群から角度をつけて扇状に放っている様子をはっきりと見渡すことが出来た。
ここから、毎年同じ演目である「びわ湖の四季」が始まる。

 春はお約束のように春の花をイメージしたカラフルな花火と上空を優雅に舞う蝶や蜂が表現され。夏になると、椰子並木や子供が湖に飛び込むという湖上打ち出しスターマインが見られた。秋は菊物花火や紅葉をイメージした紅色の花火と、秋祭りをイメージした動きのある花火との競演になる。冬はクリスマスをイメージした花火に続いて、白銀の世界へといった展開だった。
 お得意の、あらゆる方向へのリズム感に満ちた打上は見事。しかしながら、大玉を駆使したボリュームある演出と、大半を占める4号5号クラスの打上とでは格差がありすぎる。花火が途切れるシーンが何回か見られたのも気になった。打上が離れているので、まるで別々の花火大会をやっているようにさえ感じてしまうこともあった。対岸の大観衆は全ての花火を鑑賞できているのだろうか。

 中盤に入るインターミッション・芸術玉の部では、10号と思われる決まった八重芯が何発か入って、遠くからでもはっきりと判る端正なフォルムに思わず歓声が漏れる。新作花火として大きく宣伝されていた「青い鳥」「しだれ八方やなぎ」も披露されたが、八重芯の魅力にはまるで敵わない。できれば、芸玉の部くらい斜め打ちなど捨てて、10号縦一本で台船を交互に逸品をじっくりと魅せ続けるような、一発の魅力にどっぷりと浸る演出を施して欲しい。
 終幕は、びわ湖ご自慢の水中スターマインと空中大瀑布でグランドフィニッシュを迎える。
 水中花火は、湖上にポツポツと咲く程度、ここからでは遠すぎて・・・・。これが対岸で観るびわ湖の水中花火かと思うとあまりにも落差がありすぎて、シンボル緑地公園の湖畔で爆圧を全身に浴びまくって陶酔していた頃が懐かしく思い出される。この後に入る空中ナイアガラは、怒濤のワイド一斉打ちで対岸が花火で埋まっていく様子をさすがだぁと感心しながら見守った。対岸に居ながらにしても、その迫力・桁違いのスケールが伝わってきそうなダイナミックな攻めが見事だった。

 遠景を楽しみながらの花火もけっこうなもので、写真にあっても雨上がりで霞む状況の下、風下気味で煙が低く漂い続ける中では、そこそこの成果だったと思う。

 帰りは裏道を駆使して難なく脱出、恐ろしく簡単に脱出できた。たまには遠花火も良いものだ。こんなに楽ちんな花火観覧であるのなら、来年から、ここで観てもいいんじゃないって思ったくらいだ。
 もっとも、遠花火で満足してしまうような大会であって欲しくはないのだが・・・・。

7号 青い鳥 10号 八重芯

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