日記2008春


千人塚公園水中花火
2008年4月26日(土) 雨 19:30〜19:45
長野県上伊那郡飯島町七久保 千人塚公園城ケ池



 千人塚公園城ケ池の水中花火は、同公園で催される桜まつり行事の一環として開催されていたが、費用対効果が見られないとして一昨年から中止されてしまった。しかし、名物の水中花火再開を願う声を受け、地元有志の方々のご尽力によって復活が実現し、2年振りに開催されることとなった。

 初観覧だ。お目当てはもちろん花火だけれど、千人塚公園は伊那地方有数の桜の名所として知られ、標高約800メートルの高地にあることから、4月下旬でも十分桜が期待できる。池周辺を彩る遅咲きの桜と、名物の水中花火との競演も楽しみであった。
 しかし、現地に着いてみると、残念ながら池周辺の桜は殆ど散ってしまって、見頃は完全に終わっていた。加えて雲が拡がりいつ雨が降り出すか判らない怪しげな空模様。残雪をいただいた中央アルプスの山々が湖面に映り、見事なコントラストを見せるという池の景観もこの天気ではさっぱり。残った桜たちも折からの強風に吹き飛ばされて、湖面に寂しく漂うばかりだった。さらに運悪く、いよいよ花火開始という段になって、雨が降ってくるなんとも間の悪いこと、おまけに雨足は強まるばかりで、とうとう本降りになるのだった。

 さて、時間になり花火スタート。花火に近すぎるメイン会場を避けて、そのほぼ対岸、池の一番奥で観覧に臨んだ。
 のっけから名物の水中花火が披露された。水中花火は池の両岸から花火師さんが直接花火玉を投げ入れるというもの。使っている玉は2.5号と小ぶりだが、メイン会場観客席の至近距離で投げ入れるため、そちらで観覧する分には十分な迫力がありそうだ。
 15分間の花火の大半は水中花火だったが、時折3号の打上が入り、また両岸から斜交スターマインが入る意表をつく展開もあって、水面に鮮やかに映える美しさともども楽しませていただいた。

 じっとしていると、震えるような寒さとあいにくの雨。せっかくの水中花火復活というのに、コンディションに泣かされてしまったのは残念であるが、水中花火再開に尽力された主催者様の心意気は、訪れた観客の心にきっと届いたと思う。これからも地域の大切な花火として発展するよう願うばかりである。


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