日記2007秋


第102回 長野えびす講煙火大会
2007年11月23日(金) 晴 18:00〜19:42
長野県長野市 長野大橋西側 犀川第二緑地



花火にひかれて善光寺ですね。

 今年はこよみの並びが良く、3連休の初日にえびす講が開催されるので、遠方からの観覧者にとっては泊付でゆったりと観覧できる絶好の年である。ところが喜んでばかりとはいかないもので、例年よりかなり早い寒波に見舞われ、長野県北部では相当な積雪の便りが聞かれて気が気でない、こちらもスタッドレスタイヤに履き替えるなど対応に大わらわだ。えびす講当日は、幸いにも天気の心配はなさそうな予報であったが、かなり冷え込むことが予想され、初の子連れ観覧を実践するにあたり、寒さ対策はぬかりなく準備して長野に訪れた。

 午過ぎに会場入り。丹波島橋から長野大橋方向へ、堤防道路を車でざっと走ってみると、めぼしい場所はビッシリと三脚の壁が形成されており、覚悟はしていたけれどさすがだなぁと感心するばかり。全国の花火ファンが待ちかねたえびす講とはいえ、凄すぎる光景だ。既着の愛好家様と合流し、機材等置けるものは一式現地に置いて、一旦ホテルにチェックインする。
 大きめのコートの中は、セーターにババシャツ、足にはパッチに靴下は二重履き、帽子、マフラー、手袋にカイロとフル装備。子供はまるでだるまさんのようにぷくぷくになるまで着込ませた。寒さ対策とはいえ、歩くと汗が出るほど着込んで花火会場に戻った。それでも、会場でじっと立っていると、じわじわと身体が冷えてくる。そして、陽が陰るとぐっと冷えて寒気が身体に忍び寄ってくるのだ。今年のえびす講は半端でない寒さ、早く始めてくれないかしらと開幕が待ち遠しい。
 
 18時の開幕直前に入った追善花火。寒空を切り裂いて咲いた10号玉は、端正な三重芯変化菊だ。いきなり訪れた絶叫誘発モードに、さすがえびす講とこちらも身が引き締まる。続いて本番開幕。寒さなど忘れさせてしまいそうな技の競演、一発たりとも見逃すまいと夢中になって魅入る日本一美しい花火大会のスタートだ。
 風向きも良く状態は最高だった。打上も、進行上の滞りを何ら感じさせない速いペース、順調すぎるほど快調にテンポよく進んだ。しかし、前の玉に重なりそうなピッチでバシバシと打ち込んでいくのは、せっかくの逸品がもったいなく感じられた。

ミュージックスターマイン 信州煙火

 今年のプログラムは従来の形に戻されていた。昨年の青木煙火様の10号30連発といった、味気ない打上はなくなり、10号玉は数発ずつ小分けされてプログラムされ大歓迎だ。また、青木煙火様の10号10発一斉打ちが復活したのもとても嬉しかった。両煙火店による力の入った素晴らしい花火が展開され、心底満足しながら観覧させてもらった。
 中でも深く感銘させられたのは、青木煙火様の単打ち。千輪物、万華鏡物、多重芯物といった各打上毎に種類を明瞭に揃え、その中でバリエーションを少しずつ変えながら様々なタイプの花火を繰り出す様は圧巻、際立つ印象をもたらせてくれた。やはり単打ちはこうでないと、昨年の10号30連発なんて二度として欲しくない。
 私は信州様のほぼ正面で観覧した。信州煙火様の単打ちは、殆どの玉に添え花が付いていてとても豪華だった。10号ともなると、頭上高々と昇り豪快に大輪が咲く迫力は最高だ。腸に響き渡る爆音も実に心地よい。青木煙火様のスターマインが信州側で3基も披露されたのには驚いた。
 えびす講の目玉である新作花火コレクション。力作揃いの作品の中で、素晴らしく感動した作品は何といっても小幡様の四重芯である。完璧な開き、感嘆の声を発した口が塞がらなくなってしまうほどの至高の逸品だった。
 ミュージックスターマインは、アナウンスが流れるだけで、ひときわ歓声が高まるほどの昨年から始まったとは思えないすっかり人気の演目だ。今年は先に信州煙火様の作品が披露され、豊かな音響に乗ってリズム良く舞うボリュームたっぷりの花火を存分に楽しませてもらった。
 少し間を置いて、いよいよ青木様のミュージックスターマイン登場、という段になって風向きが一気に変わり、惨めにも風下になってしまう。なんでこうなるのと嘆くばかりの信じられない急変ぶりだった。以後、状況は全く改善せず、花火の前にいつまでも居座る煙に邪魔され、撮影は諦めてただ観ているだけとなった。大自然相手の花火大会なので、こういう辛い思いは何回も経験しているけれど、最も楽しみにしている出し物の直前になってのこの惨めな有様にはひどく落胆した。
 19時40分過ぎ終了と、ハイペースの進行が効いてずいぶん早い終了だった。結果的に、打ち急いでくれたお陰で、終盤以外の殆どのプログラムを問題なく観覧できることとなり、それはそれで良しとしよう。

 帰路は、歩いてホテルまで帰った。距離にしてざっと3キロ半はある道程。これくらいどうってことないと自信を持っていたが、途中から愚図った子供を抱いて歩くのにはほとほと疲れた。しかし、親の趣味に無理矢理引っ張り出して、寒い中良く耐えてくれたことを思うと、これくらいはしてあげなくてはと思うのだった。ホテルにでは崩れるように横になって爆睡、翌朝になってメールなどに気付くのだがもう遅い。
 長野にはもう一泊して、なんと2泊3日の大旅行となるのだった。出費は大きかったけれど、家族も喜んでくれたし、開催地にも少しは貢献できたかと思うと心の満足度は大きかった。

 07年 えびす講写真集

追善花火 10号三重芯変化菊
信州煙火
3 大スターマイン
青木煙火
4 10号 信州煙火 5 8号 八重芯変化菊点滅
青木煙火
6 10号八重芯変化菊
信州煙火
6 10号八重芯変化菊
信州煙火
6 10号三重芯錦冠菊紅点滅
信州煙火
9 大スターマイン
信州煙火
10 10号八重芯変化菊
信州煙火
11 10号玉10発一斉打
青木煙火
12 全国10号玉新作コンテスト
昇り曲付五重芯菊花の極
 長野県 篠原煙火店
12 全国10号玉新作コンテスト
昇り曲付冬の夢想花
山梨県 山内煙火店
12 全国10号玉新作コンテスト
雪柳
長野県 関島煙火製造所
12 全国10号玉新作コンテスト
光のジュエリーコレクション
静岡県 イケブン
12 全国10号玉新作コンテスト
郷愁の花
長野県 太陽堂田村煙火
12 全国10号玉新作コンテスト
昇り曲付四重芯点滅花
群馬県 菊屋小幡花火店
12 全国10号玉新作コンテスト
夜空のコサージュ
東京都 ホソヤエンタープライズ
12 全国10号玉新作コンテス
月夜に煌く曼珠沙華の花
長野県 伊那火工堀内煙火店
13 大スターマイン
青木煙火
15 10号四重芯変化菊
青木煙火
15 10号四重芯変化菊
青木煙火
19 10号三重芯錦冠菊
信州煙火
20 スターマイン
青木煙火(信州側から打上)
20 スターマイン
青木煙火(信州側から打上)
22 大スターマイン
青木煙火
(あのキノコスターマインが・・・)
22 大スターマイン
青木煙火
(この後にキノコ千輪が登場)
23 7号 青木煙火
時間差で塗り変わる
星が変化が素晴らしい
23 7号 青木煙火
まるで花火マジック
唖然とするばかりの8連打でした
24 大スターマイン
信州煙火
25 10号八重芯変化菊
信州煙火
27 10号芯入千輪菊
青木煙火
27 10号芯入千輪菊
青木煙火
27 10号芯入千輪菊
青木煙火
27 10号芯入千輪菊
青木煙火
28 大スターマイン
青木煙火
30 10号玉10発一斉打
信州煙火
(打ち出しが切れて失敗ですが)
31 10号変化菊
青木煙火
(5度変化でしょうか)
34 ミュージックスターマイン
信州煙火
34 ミュージックスターマイン
信州煙火
34 ミュージックスターマイン
信州煙火
35 8号玉
青木煙火
39 大スターマイン
青木煙火
40 10号四重芯変化菊
青木煙火
40 10号四重芯変化菊
青木煙火
五重かも?No40は究極の多重芯3連打
42 10号万華鏡
青木煙火
42 10号万華鏡
青木煙火
42 10号万華鏡
青木煙火
42 10号万華鏡
青木煙火
玉名は見た目の推測によるものです。超ハイレベルのえびす講、きっと間違いだらけかと思います。
それにしても素晴らしい煙火大会ですね。深く感謝します。

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