日記2007秋


田原まつり 五町合同花火大会
2007年9月16日(日) 曇時々雨 
17:30〜19:35(手筒・大筒) 20:00〜21:30(打上花火)
愛知県田原市田原町南新地内 パオ裏側(打上)


はなのき広場にて

 週の半ばに突然発生した台風の影響を受けて、今年の田原まつりも波乱含みの展開となる。田原には午過ぎに到着。何時雨が降り出してもおかしくない空模様、湿度が高く蒸し暑くてならなかった。
 馴染みの観覧場所兼駐車場に着くと、場所取りでお世話になった既着の愛好家様にご挨拶。後は20時の打上までのんびり待つ・・・・わけにもいかず、17時30分から始まる手筒花火の放揚に備えて、忙しなく動き回った。もちろん某スーパーには、到着後直ちに買い物やら食料の買い出しなど一式をさせてもらって、ささやかなお礼とする。

 今年は初心に返り奉納煙火をじっくり観覧してみようと、はなのき広場にて手筒・大筒花火の放揚を待った。
 手筒・大筒花火が奉納されるはなのき広場は、17時頃までは閑散とした様子、ほぼ好きなところに三脚が置けそうな状態だった。鉄柵を囲むようにして観覧するのだが、観る場所は道路側(北寄り)か公園最深部(西寄り)のどちらか二面に限定されるため、南東の風が吹き抜ける状態では、打上花火を観るうえでは申し分ないが、はなのき広場では観覧場所全体が風下になるのだった。
 時間前になると、手筒花火を抱えた氏子さんが参集されていまや遅しと待ち構える。大筒を載せた櫓がワッショイワッショイと威勢良く御神輿のように担ぎ込まれて、一気に熱気を帯びてくるのだ。
 手筒は各組揃って放揚され、多いところでは7人の氏子さんが一斉に放揚された。手筒を間近でじっくり観るのは風まつり以来になるので、久々に緊張感が全身を走った。ゴォーという轟音をたてて噴き出す炎、雨のように降りかかる火の粉を浴びながらも身じろぎひとつせず、じっと抱える姿は何時見ても凛々しい。筒の底が爆発して抜けるハネの衝撃をくるっとかわして筒をさらりと綺麗に収める姿は実に格好いいのだ。手筒に詰められた薬量は2,400gというから驚き、10号玉でも450gの火薬で打ち上げられるのだから恐れ入るばかりである。
 会場のあちこちから声援や拍手が送られ、晴舞台をみんなで後押ししている光景が何とも微笑ましかった。親子揃って手筒花火を観覧したが、普段は落ち着きのないうちの子供も手筒花火には感じ入ったのか、泣き出すこともなくじっと観てくれた。
 手筒が終わると大筒の登場となる。こちらは手筒とは違った雰囲気があって、神妙に観覧させてもらった。大筒点火に至るまでの一連の作法が独特で、振込棒を颯爽と振る氏子様と、その間、筒口に身を伏せて護る釜伏役の氏子様を息を呑んで見守った。やがて点火され、轟音を立てて空高く噴き出されていく、花火に照らされる氏子様の顔は皆誇らしげに感じられた。

大筒(雪童連) やがて乱玉に移ります

 はなのき広場では、手筒24組と大筒11台の奉納が行われる。観覧するうちに、三河の素晴らしい花火文化にすっかり染まっていた。
 撮影は煙が前面にたちこめて、写真を撮る上ではかなり厳しかった。加えて、雨が断続的に降り続いて、状態の良いときに写真を撮るくらいしかできなかった。もっといろいろ撮りたかったのだが、残念である。
 後1台で完全観覧というところで、失礼ながらはなのき広場を後にする。時間は19時30分頃、打上花火の撮影体勢を整えないといけないので、さすがにこれ以上は居られなかった。

 5分ほどで花火観覧場所に戻って体勢を整える。打上花火中に、絶対に雨が降ると読んで上下レインコートを着込み、傘も側に置いて臨んだ。嫁さんと子供は愛好家様のご厚意に甘えて、雨が降っても大丈夫な位置から観覧させてもらったので安心である。後は集中して観覧&撮影に臨むばかりである。

 20時開幕、五町一斉の5色スターマインで開始する。進行のアナウンスはちゃんと流されるのだが、毎年のことながら射出のタイミングが掴み難くてシャッターを切るのが遅れ、打ち出しが微妙に切れてしまった。
 花火が始まる前までは湿度が気になっていたが、上がった花火は色合いも良く出ていた。田園地帯を舞台にするので、場所的には花火以外に何も写らなくほぼ真っ暗なので花火の色が良く映える。
 開幕スターマインに続いて入った五町10号5連では、いきなり極上の三重芯が出て感嘆の声を上げた。田原の花火は逸品が散りばめられ、何時、どのタイミングで素晴らしい作品が登場するのか判らず一瞬たりとも気が抜けない。五町の持ち場からそれぞれ花火が上げられるので、集中力を切らさずカメラをあちこち振りながら、大切に収めさせてもらった。
 スポンサー付スターマインの後に入る五町の持ち場から一斉に花火を上げる同時打ちは特に豪華だ。八重芯、千輪、マジック物など単独でも見応えある花火がそこら中から飛び出す様さは言葉にならない。田原って本当に素敵な花火だとつくづく感じてしまう。
 終盤になると一番の見せ場である五町スターマインの奉納が始まる。今年も大玉盛り沢山、なかなか観られないようなボリュームたっぷりのスターマインばかりをご披露していただいた。
 これを終えると五町10号5連で幕を閉じる。決まった三重芯に始まり、あまりの美しさにため息が漏れる光の宝石、ラストには四重芯(もしかして五重?)まで入って、もう圧巻の締めである。花火に対するこだわり、心意気がどこまでも良い花火に集約されていて、ただただ心を打たれ感じ入るばかりであった。
 直前まで降っていた雨が嘘のように止んで、打上中は奇跡的に雨にやられず、素晴らしい花火を完全堪能することができて、昨年の悔しさが晴れるような思いであった。

 田原の花火は本当に素晴らしい、私の花火巡りの中でも特別な大会である。手筒・大筒から打上花火までを手がけ、これだけの規模を誇るお祭の準備も氏子様でされるのだから、そのご苦労は並大抵ではない。大きな敬意を持ってこれからも観覧させていただきたいと思う。

07年 田原まつり花火大会写真
手筒花火・大筒花火

はなのき広場にて  手筒花火 手筒花火
手筒花火 手筒花火 大筒振込 雪童連
大筒(乱玉) 巴童連 大筒(振込棒を振るシーン) 桜組 大筒 桜組

 打上花火

開幕スターマイン 10号5連 衣組 三重芯変化菊 10号5連 桜組 八重芯変化菊
桜組 ジップドラッグ スターマイン
8号 変芯変化菊
五町同時打ち
桜組 5号 八重芯変化菊
かや組 ブルーハウス スターマイン
10号 レモン芯菊先青銀乱
かや組 ブルーハウス スターマイン
凝った仕掛花火でした
桜組 田原青果センター スターマイン
10号 雌雄芯変化菊
五町同時打ち
7号入りです。
10号同時打ち
雪輪組 三重芯変化菊
10号同時打ち
かや組 緑芯菊先紅銀乱
10号同時打ち
かや組 芯入変化菊
10号同時打ち
かや組 芯入千輪菊
雪輪組奉納スターマイン 雪輪組奉納スターマイン
止10号 芯入千輪菊
衣組奉納スターマイン
開始10号 冠芯彩色千輪菊
衣組奉納スターマイン 衣組奉納スターマイン 衣組奉納スターマイン
止10号 八重芯変化菊
魁新組奉納スターマイン
10号中 芯入千輪菊
魁新組奉納スターマイン
10号中 緑芯さざなみ菊
魁新組奉納スターマイン 魁新組奉納スターマイン
桜組奉納スターマイン
開始10号 千輪菊
桜組奉納スターマイン 桜組奉納スターマイン 桜組奉納スターマイン
かや組奉納スターマイン かや組奉納スターマイン かや組奉納スターマイン 10号5連
桜組 三重芯錦冠菊
10号5連
魁新組 紅芯錦冠菊
10号5連
かや組 光の宝石
10号5連
雪輪組 紅芯変化菊
10号5連
衣組 四重芯錦冠菊
五重かも?

玉名等は見た目の推測によるものです。間違いがありましたらすみません。


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