日記2007夏


第59回 諏訪湖祭湖上花火大会
2007年8月15日(水) 晴 19:00〜21:00
長野県諏訪市 上諏訪温泉湖畔公園沖諏訪湖


特別企画
2尺玉アラカルト 打上&水上大スターマイン
絶品の八重芯錦冠菊です

 私の湖上祭観覧では、昨年、過去最高の気象条件に恵まれ、メイン会場から完全堪能を果たすことが出来たので、これで向こう3年は観覧しないなんて宣言していたのだが、44年ぶりに復活する2尺玉に惹かれてあっさり撤回。2年連続の湖上祭となるのだった。
 今年は昨年と違って、何が何でも有料席でかぶりつき〜ってスタイルでなく、目的は打上2尺と割り切り、風向きによって場所を決めようと最初からフラットに構えていた。といっても、深夜には諏訪湖に入るのだが、風向きが各サイト一貫して北寄りの予報を出していたので、これを信じて私的には01年以来、6年ぶりとなる間欠泉側での観覧を選択するのだった。
 ところが、日が昇り、2尺玉のセットを確認するとさすがに狼狽した。打上1発、水上2発で構成されたそれは、まるでKiss of Fireふうに仕掛けられ、間欠泉側からでは、水上2玉ががほぼ真横になることが明らかなのだ。今から有料席に並ぼうかどうしようか女々しく悩んだが、割り切るのにそう時間はかからなかった。真っ正面から水上のセットを見ても、水上に展開する2尺配置の幅がなく、玉が大きく重なるのが明らかだったので、これでいいんだと決心して、ゆっくり休憩をとって夜の訪れを待った。
 それにしても、2尺玉アラカルトというからには打上が何玉か入るだろうと期待して臨んだのに、打上1発と読みが見事に外れて、こちらのショックの方が大きかったかもしれない。

 空は快晴、ほぼ予報どおり有料観覧席一帯が厳しそうな風向きだった。初島から約500メートルの地点から観覧&撮影となので撮るには申し分のない間合い。アナウンスも充分に聞き取ることが出来て快適な観覧条件であった。
 全打上台からワイドに放つお馴染みのど派手なスターマインで開幕。ストレート台から5箇所、両脇の台船から2箇所ずつ、計9箇所から花火を放っていた。間欠泉側では、メイン会場をほぼ真裏から見る格好になるのだが、少し重なって綺麗にワイドに見えるとまではいかなかった。
 プログラムは10号5発とスターマイン各10組で競われる競技花火の第1部とワイドスターマインばかりの第2部で構成されている。
 10号競技花火は、素晴らしい作品を出される業者様がおられて、何度も感嘆の声を上げてしまった。先入観を持たさせないため打上業者は一切出さない競技花火、まさに見る目が試されるのだ。これで10者全ての煙火店を当てられる方は凄い慧眼をお持ちだと思う。私は正直半分くらいしか判らない。しかし、そんな私にでもこれだと判る格別の輝きを放つ作品があった。目にも鮮やかな点滅星を芯や親星にあしらった端正な芯物5玉は、ずば抜けて印象的でこれは優勝だ!間違いない!とプログラムにオール◎を付けた。競技結果は、優勝青木煙火様、準優勝山内煙火様と発表されて、うん、うん、そうだろう、と納得。良いものを見させてもらった。

湖と空・水と光と音のフィナーレ 大ナイアガラ瀑布
水の精・光の精

ナイアガラと紅万星、連星の競演です

 第2部はワイドスターマインばかりで構成された華やかなプログラムである。今年は変わった趣向がなされ、ニューヨークで活躍するジャズミュージシャンの生演奏によるジャズと花火とのコラボレーションが御祝花火などで披露され、場内を沸かせてくれた。
 2部の打上スターマインの中では最大規模を誇る、尺玉大スターマインとウルトラスターマイン。少し離れたこちらでも桁違いの迫力が感じられた。ウルトラ登場時のテーマソング、「宇宙戦艦ヤマト」が流されると、離れたこちらでも自然と手拍子が沸き上がって大いに盛り上がった。巨大スターマインの2連続を受けて、初島によくもこれだけ尺の筒が並べられるもんだと感心してしまった。
 Kiss of Fireは、こちらではほぼ真横になるので、水上自爆が重なって見映えはしないが、波打ち際で観ていたので水面を這って押し寄せる爆音の凄さは充分体感することができた。しかしながら、キスの時に風が弱まり、煙が殆ど掃けなかったのが残念である。心を捉えて止まないKiss of Fireは、横顔でも充分素敵なのだ。何処から観ても美しい、諏訪湖ならではの水上花火である。
 これが終わると待ちに待った2尺玉の登場である。Kiss of Fireに続いてドンドンと行くのではなく、単独で披露された。アナウンスで盛り上げ、初島から5号、7号を事前に放って大きさの違いを感じてくださいと舞台設定もよろしく、点火も沖の点火用モーターボートとの実況中継を流して緊張感を煽りまくり、ようやく披露された。
 轟音と共に打ち上げられ、上空の開花にタイミングを合わせて、水上2尺2玉がほぼ同時に開花した。打上は八重芯錦冠菊。素晴らしい開き、完璧の一語に尽きる絶品。あまりの素晴らしさに、人目をはばかることなく絶叫していた。2尺とは思えない完璧な同心円を描き出し、44年振りの2尺玉打上を見事に飾ってくれた。水上2尺は芯入りだったと思うが打上に目を奪われ、正直よく判らなかった。
 絶品の2尺玉で放心状態となり、ラストの長大なナイアガラ大仕掛も、2尺の余韻に包まれながらぼんやりと眺めていた。裏からナイアガラを観ると湖畔に沿うように光の滝が連なって壮大な眺めだった、打上には大量の連星が入って、驚きを誘ってくれた。

 景気の回復傾向を受けて、ここ数年の湖上祭の充実振りには目を見張るものがある。今年は2尺の打上を最高の逸品で見事に決めてくれたので、次は打上3尺しかないと今から期待してしまう。尋常でない混雑、異常な場所取りを強いられる湖上祭だが、これだけ見所が充実すると万難を排して行かねばなるまいと思ってしまうのだ。混雑を避けて新作観覧に偏りがちであったが、やはり湖上祭の人気、実力は凄いと改めて思い知らされた2年連続観覧であった。 

07年 諏訪湖祭写真集
10号競技2 煌らかな夜空に千の華
10号 オレンジ芯水色先点滅
10号競技2 煌らかな夜空に千の華
10号 変芯変化菊残輪
10号競技2 煌らかな夜空に千の華
10号 八重芯変化菊
10号競技4 諏訪湖に咲く可憐華
10号 三重芯錦先パステル
10号競技6 火天の舞い
10号 八重芯錦冠菊紅点滅
ダブルの引先紅点滅にうっとり
10号競技6 火天の舞い
10号 八重芯錦冠菊点滅
10号競技6 火天の舞い
10号 八重芯錦冠菊点滅
最高!最中芯が紅点滅の八重芯かなと?
10号競技6 火天の舞い
10号 八重芯変化菊残輪

残輪が写ってませんが冠の大輪入です
10号競技6 火天の舞い
10号 緑芯変化菊残輪
残輪は冠と内に紅点滅の二重輪
10号競技7 諏訪湖花景色
10号 三重芯変化菊霞草
10号競技8 湖上の華
10号 八重芯錦冠菊群声
5玉とも決まった八重芯錦冠菊でした
10号競技9 湖上に咲く覆輪の花
10号 八重芯覆輪菊
尺玉大スターマイン
Digital World
常時尺玉を従える巨大スターマイン
ザラ星は青で統一
ウルトラスターマイン
ミラクルファンタジー
宇宙戦艦ヤマトのテーマソングでお馴染み
ザラ星は緑で統一
水上大スターマイン
Kiss of Fire

水上大スターマイン
Kiss of Fire
ここまで完璧な観覧状態でしたがこの時だけ
風が弱まって煙の影響を受けました
玉名は見た目の推測です。誤りがありましたらすみません。

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