日記2007夏

濃尾大花火
(一宮市・羽島市 市民花火大会)
2007年8月14日(火) 晴 19:30〜20:50
愛知県一宮市・岐阜県羽島市 濃尾大橋北 木曽川河畔


濃尾大橋南側より花火会場を臨む
打上は対岸の羽島側から。画面中央から花火が上がります。
画面右端の赤い灯りは、まきわら船、計5隻登場します。

 濃尾大花火は、旧尾西市起地区に明治から伝わる水天宮川祭りを受け継ぐ伝統ある花火である。93年(平成5)に、旧尾西市と羽島市の共催となり、05年には尾西市が一宮市に合併されたことから、濃尾大花火として開催されている。広大な木曽川を舞台にする花火大会で、木曽川には5隻のまきわら船が優雅に行き交い、花火が水面を照らすロケーションの良さがたまらない。大会の目玉は、この辺りでは最大を誇る20号玉である。06年をもって廃止された一宮市民大会と併せて今年から開催されるだけに、スケールアップを期待して訪れてみた。

 南よりの風が吹き抜ける状態に、尾西側からの観覧を躊躇無く決める。
 観覧は3年ぶり、久々に尾西会場の河川敷に降り立ってみると、芝生が綺麗に植えられ、のり面は階段状に整備されていて、砂利道に雑木と雑草に覆われる荒れた河川敷というイメージだったのが見事に整備されているのに驚いた。もちろん、花火大会の特等席に当たるわけで、午過ぎに会場入りした時点では、既に予約済み状態。残された隙間を見つけ出さないと、場所が確保できない有様だった。といっても、それは濃尾大橋北側河川敷内メイン会場付近の場所取りが熾烈になっているだけで、後は以前と変わりなくのんびりとしたものである。17時から車両通行規制が敷かれる堤防道路上で観覧するのなら全く問題にならない。
 諏訪湖との連戦を控え、脱出最優先の場所取りとし、濃尾では初めて濃尾大橋南側で観覧することにした。橋の南側では、18時頃でも大きな隙間が残っており、広々としたスペースを確保して子供とのんびり花火観覧に臨んだ。

20号 錦冠菊小割浮模様

 スケールアップを期待したプログラムは、以前と変わりなかった。主なところでは20号5発、15号2発、10号40発、8号100発、200メートルのナイアガラ1基といったところ。これでも他の花火大会と比べると充分なボリュームであるが、前回観覧時(04年)の印象が強烈で、尾西市・羽島市揃って市制50周年を迎えた記念大会して、20号10発、10号51発、8号110発に400メートルナイアガラとスペシャル大会だったのだから、一宮市民花火が加わった分、それくらいの規模を期待してしまったのである。
 その代わり増えたのはお客さん。一宮市中心部から無料シャトルバスで運び込まれる観客の波は凄まじく、濃尾大橋北側一帯では膨大な観衆が押し寄せて飽和状態となり、橋の南側で観覧するよう、場内放送で頻りに呼びかけていた。
私は濃尾大橋南側でのんびり観覧に臨む。メイン会場は子連れには厳しい状態だったので、ちょうど良い混雑具合であった。大玉単打ち主体の花火なので、橋が手前に入ってもそんなに支障にはならないだろう。
 19時30分の開幕。開幕仕掛スターマインの後、早速15号が轟いて、場内の驚きを誘った。15号以上の大玉は15分おきに綺麗にプログラムされている。15号2玉は何れも錦冠菊で、紅と緑の小割浮模様であった。
 注目の20号は、20時からの登場となる。花火大会のアナウンスは基本的に入らないが、20号だけは特別に打ち上げ直前にアナウンスされ、満場の注目を集める中でそれぞれ披露された。
 20号1発目は、紫芯錦冠菊。2発目は紫芯菊先三度変化(青紅緑)。3発目は千輪菊、まんまるに紫の小花を散らす形も美形、素晴らしい眺めであった。4発目も千輪菊、こちらは二度咲千輪で、やや大きめのパステルカラーの小花が素敵、でもちょっとこぢんまりしていた。花火大会の終演を告げる5発目は、錦冠菊小割浮模様。夜空を覆う雄大な開き、満場の歓声と喝采に包まれながら木曽川にゆっくり消えていった。20号は全て違う組み立てで、錦冠菊2玉、千輪菊2玉、芯菊1玉と見応え充分、これだけで訪れた甲斐があったと思わせる素晴らしいラインナップであった。
 残念だったのは、せっかくアナウンスまで流して20号を披露しているのに、手前の単打ちを止めないこと。写真では、大留の20号以外は全て手前の単打ちと重なってしまった。せっかくの20号がもったいない。
 プログラムの大半は単打ちで占められ、スターマインは短い物ばかりで、全く目立たない。濃尾花火の主役は昔と変わらず単打である。変わってないよなぁと改めて思い知らされた。相当数の8号、10号も、4号クラスと変わらないピッチでバシバシとせっかちに打ち込んでばかり、まるで賑やかしのような存在だ。8号、10号は芯入割物主体、型物などの安っぽい玉はなく、形も綺麗に咲くものが多かったので、もう少しじっくりと見せて欲しかった。ドンドンドンドンと打ち込んでばかりでなく、担当煙火様の銘品集のような、落ち着いて大玉を鑑賞できる時間を20号以外にもう一つくらいは採り入れて欲しい。

 終了後、濃尾大橋北側では雑踏事故を防ぐため、人の流れを規制していたようだ。こちらは南側観覧だったので、そういった規制に遭うことなく子連れとは思えないほど素早く河川敷を脱出、21時10分には車のハンドルを握って、臨時駐車場の出口渋滞にも引っかかることなく驚くほどスムーズに帰路に就くことができた。
 翌日の新聞に、観客50万人(主催者発表)と掲載されていたのには驚いた。羽島の様子は判らないが、尾西側で見た感じでは、淀川・長良川よりはるかに少ないように思えたのだが。

07年 濃尾大花火写真集
15号 錦冠菊小割浮模様 20号 紫芯錦冠菊 20号 紫芯菊先青紅緑
20号 紫千輪菊 20号 二度咲千輪菊 スターマインの傍で単打ちをバシバシと
基本的にはこんな感じです

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