| 日記2007夏 |
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第20回 大井川大花火大会
2007年8月10日(金) 晴のち曇 19:10〜20:45
静岡県島田市 県道大井川橋下流 大井川河川敷
大井川の両岸から打ち上がる花火の遠近感が忘れられない。こんな感じ、初めて。
大井川大花火大会は、広大な大井川の両岸から打ち上げられ、両方の花火を同時に観覧できる珍しい花火と聞いていたので、一度は観覧してみたいと願っていた。毎年8月10日開催と日にち固定開催なので、なかなか足を運ぶことができなかったが、今年は袋井の前日に当たるため、これを良い機会と捉え観覧にこぎつけた。
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| 花火会場の遠景(画面左:大井川橋 右JR東海道線鉄橋) 牧ノ原公園付近から撮影。高台で見晴らしが効く人気の撮影ポイントのようです。 |
金谷会場 場所取りは、島田会場とは比較になりません。三脚の数が以外と少なかったのは、左の場所に地元カメラマンが集結していたから? |
花火大会は、大井川を挟んで隣接する島田市と旧金谷町が共催する花火大会である。金谷町は05年5月に島田市と合併し現在は存在しないが、花火大会は島田市側と旧金谷町側の両岸からそれぞれ打ち上げられるスタイルをそのまま引き継いでいる。
花火観覧が縁で、大井川に初めて降り立ったが、聞きしにまさる広大さ、川幅1キロはゆうに超えるスケールに圧倒された。越すに越されぬ大井川と唄われた東海道最大の難所であることは容易に想像できる大河である。これだけ川幅があると、河川の中央で上げていては、どちら側からも遠花火となるので、それぞれの川岸に寄って花火を上げるスタイルに納得が行く。
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| 創作花火 手前と奥での二重奏、この遠近感がたまりません (無理矢理押し込んでいるので歪んで・・・・m..m) |
島田駅前に宿を確保していたので、当初観覧予定は島田会場であった。島田側の花火会場となる河川敷公園に入って、あまりにもがらーんとした様子に驚いた。18時過ぎまでこちらに滞在したが、場所取りするのが恥ずかしくなるほどの閑散とした入り具合なのだ。会場があまりにも広大な公園なので出足が遅いのだろうか。
河川敷の直ぐ裏手に東海パルプ工場の巨大な煙突があり、そこからたなびく煙が島田会場が風下であることを如実に物語っていた。大会本部で何人かのスタッフや警備員さんに風向きを伺って、島田側が風下になる率が高いことを確認して、これは駄目だと島田会場に見切りを付け、対岸の金谷会場に向かった。
こうして、大井川が大河であることを自分の足で経験することになるのだった。歩いて渡った県道島田金谷線大井川橋は、全長約1,100メートルと実に長大なのだ。途中2尺玉の設置場所をしっかり確認。河原に埋め込むようにして、セットされていた。
金谷側は、島田側とはうって代わって場所取りが厳しい。堤防道路上の最前列は完全に区割りされて予約済み状態。河川敷内も招待席エリアが大きな場所を取ってその周りのフリースペースも結構な人出だった。これは島田会場が良く整備された河川敷公園がJRの鉄橋から県道大橋まで拡がっているのに対し、金谷ではごく一部が整備されているだけで、大半は雑木に覆われ、河原の見通しがきかない。このため限られたエリアに人が密集するのだろう。
観覧場所は堤防道路しかない状態だった。土手の斜面は傾斜がきつくて観覧不能である。河川内に降りた最前列では花火に近すぎる(島田会場より驚くほど会場近く花火がセットされている)。河川敷内のバルーン投光器が等間隔に設置されているのが邪魔でならず(打上中も消さない)、これを避ける位置取りで狙いを定め、既に場所を確保されているご家族にお願いして、スペースを譲っていただいた。このご家族とは不思議と親しくなり、以降、大会終了までいろいろお話をさせていただいた。
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| 20号 群声雌雄芯錦大王冠菊 雌雄芯じゃないけど |
19時開幕予定であったが、まだ空が暗くなりきってないとして10分ほど遅らせて開幕となった。開幕を告げる5号からのけ反るような迫力がある。やはり近い。その奧で島田会場の花火を遠花火して楽しむ、この遠近感がたまらない。大井川花火大会の醍醐味だと開幕して直ぐに実感するのだった。
プログラム紙を開いてみると、島田会場と金谷会場に二段書きされた実に珍しいものである。両会場の花火が均一にプログラムされるのではなく、島田会場がスターマインの台数で勝っている。これは、島田市と旧金谷町の協賛者様の花火を、それぞれの地区の会場から披露するためであり、規模で勝る島田側がボリュームがあって当然である。金谷会場では花火が途切れることが度々あり「しばらく島田会場の花火をお楽しみください」とアナウンスされるシーンが何回かあった。風向きは変わらず、島田会場へ一貫して煙を運んでいた。
プログラムは単打ちとスターマインの繰り返しを基調にして進む。スターマインの合間には、5号早打か7号8号10号各1玉の打上が綺麗に繰り返される実に単調な展開である。
最大の見所は、両会場一体となってワイドに展開する「創作花火」である。
中盤に入ったそれは、「大井川四季の情景」と題し、四季にちなんだBGMを添えて、四季の移り変わりを花火で演出するものだった。
小型特殊効果花火をふんだんにあしらい、概ね3箇所からのスターマインをドバドバと放ち続けるもので、金谷会場の夜空を覆い尽くすワイド感に加えて、絶妙の奥行きから遠近感を伴って迫りくる、島田会場の花火と響きの二重奏がたまらない。打ち出しのタイミングもバッチシ揃っており、素晴らしいひとときであった。
これぞ大井川ならではの醍醐味、特別なオンリーワンなのだ。これを見せてもらっただけで、訪れた甲斐があったようなものである。余所では味わえない大井川という舞台を活かしたプレミア物の花火であった。プログラム的には創作花火が突出し過ぎて、後続の花火が霞んでしまうのが残念である。
終盤に入ると、スペシャルスターマイン、大仕掛スターマインといった出し物を経て、ラストは20号玉で一本締め。大井川のど真ん中からズドーンと放たれ、豪快に咲き誇って終演となる。これでも、例年は空中ナイアガラと20号の競演だったというのだから、今年は縮小されたのだろう。
花火が終わると、観覧でお世話になったご家族から「また見においでよ。」と温かく何度も声を掛けていただいたのが嬉しかった。お年を召され病をおして観覧されていた方が「花火で元気出た。また来年も見られるように頑張るよ。」と微笑んでおられたのが印象的。いろいろな意味で思い出に残る花火観覧であった。
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| 創作花火 手前の金谷会場から3箇所、奧の島田会場から3箇所スターマインが打ち出されています。 |
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| スペシャルスターマイン | 大仕掛スターマイン(島田会場) | 椰子芯さざなみ千輪 | 10号 彩色千輪菊(渋い色使い) |