日記2007夏

若狭高浜花火大会
2007年8月1日(水) 曇 20:00〜20:40
福井県大飯郡高浜町和田地区 若狭和田海水浴場沖海上


 8月1日は各地で花火大会が開催され、どちらを観覧すべきか迷いに迷ったが、一度は観覧したいと願っていた福井県高浜町、若狭高浜花火大会を観覧することとした。
 高浜花火大会に惹かれた理由は、観光パンフ等で紹介される花火大会の様子を伝える写真が素敵だったからに尽きる。まるで諏訪湖の水上花火のように綺麗な水中花火の写真に惹かれた。それは台船の両脇で水中花火が綺麗に咲く、一度見たら忘れられないような素敵な写真だったのだ。加えて、美しいビーチを舞台に10号まで入った花火をゆったりと楽しめるというのも魅力だった。


花火海上:若狭和田海水浴場
「日本の水泳場88選」に選定される素敵なビーチです
ビーチから打上台船を臨む
画面左が青葉山 中央:打上台船 台船の右隣:はせぎ島
手前の砂浜にはキャンドルが並べられています 

 高浜町は福井県の最西部に位置する。途中、小浜市の若狭マリンピア会場に寄り道するなどして、16時頃になって会場入りした。想像どおり、場所取りなど皆無といった有様。まだ海水浴を楽しむお客さんが居るだけで、実にのんびりとしたものだった。
 白砂の広い砂浜とどこまでも澄んだ蒼い海。花火会場となる若狭和田海水浴場は美しいとしか形容のできない見事なビーチだ。ここから見る景色も絶景で、ビーチの先には島が浮かび、その先には若狭富士と呼ばれる秀峰青葉山が海に浮かぶように堂々とした偉容を見せている。すっかり魅せられて写真を何枚か撮ったが、今日は空が曇っており、海の蒼さ、海と島々、山との絶妙のコントラストをお伝えできなくて残念である。

夕刻の若狭和田海水浴場:キャンドルの灯りが幻想的

  夕方になると浜辺には、何千ものキャンドルが並べられた。夜になるとキャンドルに火が入るので、花火大会を素敵に彩ることだろうと心が弾んだ。
 ところが、暗くなるにつれて気になったのは、沖に浮かぶ台船の両脇に水上花火のような仕掛がなされないことだ。望遠鏡で台船付近を隈無く見渡したが、どう見てもそのような仕掛はない。台船に船が横付けされていたので、これは船から花火を投げ込むのかと思った。本日の花火は下調べをしていないので、演出も業者さんも全く分からない。花火大会のプログラムといったものも存在しない。つまり観てみないと判らないのである。先入観を持ちたくないので、それはそれで見てのお楽しみと気にしないように努めるが、さすがに19時ころになると、水上花火が気になってならない。海の家のおやじさんにお聞きしたところ、「あの辺だよ」と指さされた先には打上台船が浮かんでおり、こりゃあ投げ込みに違いないと早合点。となると必然的に鳥羽が頭に浮かんできて、あんな感じかなと想像ばかりが膨らんだ。
 日が沈むと無数のキャンドルに灯が入って、ビーチは幻想的な光景に様変わり。地元の方々や海水浴客らが繰り出して、あちこちで記念撮影のフラッシュがたかれていた。
 写真を撮るうえでは、このキャンドルラインは外せないとこれを前景に入れて花火を撮り、それから場所を移して、波打ち際で水中花火をかぶりつこうと二段構えの作戦を採った。

オープニング花火
         水中花火と打上花火
台船正面から東に移った先で撮影。真横にしてなんとか画面に収まる有様

 20時の開幕が迫ってきた。ビーチの一画ではステージイベントも賑やかに催され花火大会を盛り上げている。客層は、地元のお客さんよりも、海水浴客ら若者の姿が目に付く。初めて迎える花火大会へのワクワク感がピークに達した時、花火が上がった。

 開幕を告げる10号玉に続いてスターマイン、そして単打ちへと進む。キャンドルを前景に入れて撮影を楽しんだが、単打ちは4号クラスばかりとあって、全く絵にならない。こりゃ駄目だと早々に見切りをつけて、波打ち際に移動した。柄にもなく前景にこだわったが、なんだかんだいってもかぶりつき派なのである。
 スローピッチの単打ち。これといった作品は登場しないが、V字に花火を放ったり、型物を多投して場内を沸かせた。スターマインは全て違う組み立てで、一基だけ披露された海上打ち出しスターマインには、場内が大いにどよめいた。
 波打ち際といっても、波は無いに等しい穏やかさ。水面に鮮やかに映える花火は美しいと改めて感じさせられた。

 さて、待ち望んだ水中花火の登場である。それは、ビーチの遙か西の、台船からも200メートルほど西側に離れた防波堤のような場所でこぢんまりと咲いてスタートした。
 てっきり船からの投げ込みが始まったもの思い込んでいた。徐々に花火が大きくなりながら台船に近づいて、やがて台船の打上も絡んで観光写真のような素敵なシーンを演じてくれるものと、ワクワクしながら待ち構えたのだ。
 ところが、いつまで経ってもこちらに来ない水中花火。沈黙を守る台船。船らしきものが台船の方にやってくる気配もない。どうした、違うじゃないか!思わず愚痴をこぼす。
 結局、期待の水中花火は、防波堤付近でこぢんまりと咲き続けるだけのもの。大玉も無さそうで、呆気なく終わってしまった。水の抵抗を受けているのか咲き方が歪だったので、防波堤付近の海上に浮かすかなにかして仕掛けているのだろう。
 一番の見せ場がこれですか〜。ショック〜、もう嘆くばかり。

 間もなく打上が再開して、フィナーレへと突き進んだ。金銀の空中大瀑布ふうに一気にもっていくお馴染みの締めは圧巻。大玉色芯もキチッと入っていて、素晴らしい終了感を与えてくれた。打ち出す玉の種類やスターマインの構成などが、見慣れた業者さんの花火であることを物語っていた。
 花火大会が終了すると、若者達がそこら中で楽しそうに花火遊びに興じていた。浜辺の駐車場から、これといった渋滞もなくすんなりと国道27号線に出て、家路に就いた。

 隣り合う町どおしで競い合う立派な電力PR館。防災センターに役場、体育館、運動公園と豪華な施設が車窓を過ぎてゆく。花火大会前に立ち寄った高浜駅では、無料でインターネットを楽しめる施設もあって待ち時間を快適に過ごした。この辺りを訪れると、原発が地域経済に絶大な貢献をしていると実感せざるを得ない。この狭い若狭地区だけで、関西電力の全発電量の半分を賄っているのだから。

07年 若狭高浜花火大会写真集
海上打ち出しスターマイン 海上打ち出しスターマイン 7号 青い鳥
10号 変芯錦冠菊 終幕スターマイン 金爆 終幕スターマイン 銀爆

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