日記2007夏


第126回愛知川祇園納涼祭花火大会
2007年7月22日(日) 曇 19:50〜21:00
滋賀県愛知郡愛荘町 国道8号線御幸橋上流 愛知川河畔


 愛知川祇園納涼花火大会は、当初予定では7月14日(土)開催であったが、台風接近により15日(日)に延期され、15日も台風の影響で即中止。そして一週間延ばした21日(土)も雨天により延期と、天気に泣かされてずるずる延期を重ね、22日(日)にようやく開催の運びとなった。
 伊勢神宮に名古屋みなと祭と、私的には外すことのできない大切な花火大会と開催日が重なるため、今年も観覧できないと諦めていたが、思いがけず観覧の機会がやってくるもので、延期によって2002年以来5年ぶりに愛知川観覧が実現したのだった。


会場風景:紅白の幕で覆われた場所は招待席
赤い鉄橋は近江鉄道(黄色い電車が走っています)
奧の青く塗られた鉄橋が国道8号線御幸橋です。
祇園神社:愛知川に架かる橋の守り神様です。
境内には露店がが軒を連ね賑わいます。
花火大会は祇園神社の祭礼として明治に始まりました。

無賃橋を画いた浮世絵の石碑
木曾街道六拾九次之内 恵智川 と記されています
夜になると無賃橋を描き出す仕掛花火
が登場しますので、お見逃しなく。 

 現着は17時と思いっきり遅参である。それでもがらーんとした会場事情であるのが、名古屋港で燃え尽きた身体には嬉しい。

 愛知川河川敷の一画に設けられた、紅白の幕で覆われた招待席の南隣がフリーエリアとなっており、そちらで観覧することにした。階段状に整備されたコンクリート護岸がそのまま観覧席となり、河川内を見下ろす高さもあって、実に快適な観覧が約束されている場所だ。既に河川内にはセッティングを終えた筒が並んでおり、こちらで観覧するとなるとこれは近いぞと瞬時に判断できる間合い、地元カメラマンが後方の公園や、さらに後方に走る道路に三脚を立てているのが納得できる位置関係である。後方に退くと仕掛が見えなくなるし、大会本部付近にある放送設備からのアナウンスもしっかりと聞けそうなので、写真的には近すぎるけれど、まぁいいっかって感じ、かぶりつき派の血が騒ぐ花火観覧となりそうだ。

 どよーんとした曇天、風向きもころころ変わり時折小雨がぱらつく不安定な空模様であった。延期開催の影響なのか、曇天によるものか、とにかくお客さんの出足が遅い。開始まで1時間を切った19時頃になって、ぞくぞくとやってくるなんとものんびりとした花火大会である。
 頻繁に通過する新幹線のゴーっという轟音が、会場一帯に響き渡る雰囲気は袋井に似ている。でもあちらは防音壁があるけれど、こちらは鉄橋なので防音壁もないしモロに音が伝わってくる。そんななか、時折通過する近江鉄道の2両編成のローカルな列車がガタンゴトンガタンゴトンとスローテンポな音を届けてくれるのが何とも微笑ましい会場情景である。

 日がどっぷりと沈み暗くなりきった19時50分開幕。愛好家様と並んで言いたいことを言いながら楽しく観覧させてもらった。
 スターウォーズのテーマソングに導かれて賑やかにスタート。開幕スターマインに続いて入った7号早打ちでは、初っ端から八重芯が飛び出し、続く作品もいずれも見応えのあるものばかりで、一気に引き込まれていった。
 プログラムはいたってシンプルで、スターマインに仕掛スターマインと単打ち7号、6号、5号、4号の繰り返し、スポンサーのアナウンスをキッチリと入れながら進行する、日本の典型的な花火大会スタイルだ。ワイドスターマインなどの見映えのする大物は入らないが、そこは中身で勝負なのだ。

 仕掛花火 むちんばしは御幸橋
無賃橋が仕掛花火で描き出されます

 うはっ、激近!7号は頭上を覆うばかりの迫力、もう笑ってしまうばかりの特上の臨場感だった。それにしても繰り出される玉の種類の豊富さ、多彩さはどうだろう。なかでも7号は全て曲導付といった豪華仕様。同じ物は一つとして繰り返されない千輪菊の数々、初めて観る万華鏡物など多彩に富み、お馴染みのマジック牡丹にキラ蝶といった作品群もしっかり登場する。八重芯だって10発くらいは入っている大サービスぶりだ。見応え満点の7号は、計61発が披露されるのだった。
 スターマインは、ラスト以外はシングルスターマインばかりであるが、そこは乱玉などのあしらい物を添え、Vトラを絡ませるなどといった観衆を楽しませる演出が随所に施されている。レモンや水色の中間色のスターマインは目にも鮮やか。構成も全て違う親切な組み立てとなっており、最後まで飽きさせないようにプログラムされていた。
 時折入る仕掛花火は、無賃橋を描き出すものや、音楽を効果的に用いた仕掛スターマインもあって、花火大会を盛り上げてくれた。祝賀花火も登場して、素敵なメッセージと共に披露された。
 開幕直前に小雨がぱらつき、レインコートを着込んでの観覧となるが、今夜は天も味方をしてくれた。直ぐに雨が止んで風もそこそこに吹き、とてもクリアに観覧できて申し分のない花火観覧だった。
 終幕は愛知川の四季と題する今宵唯一のダブルスターマイン。季節の移ろいをイメージさせる展開の締めには、ここまで残しておいた錦冠菊怒濤の打ち出し、夜空を豪快に染め上げ、満場の喝采の中で終了するのだった。

 初めて観る個性的な作品の数々が心に残る。小さな町の花火大会であるが、主催者の心意気に見応えある花火でキッチリ応える煙火店様。お互いがしっかりタッグを組んで、歴史ある花火大会を充実した内容にしているんだと実感させられる良い花火大会であった。事実、花火に照らし出されるお客さんお顔は、みんな満足そうな笑みがこぼれていた。強豪と重なってなかなか観覧できない花火大会であるが、この内容は圧巻である。機会が有れば、是非とも訪れてみたい。

07年 愛知川大花火大会写真集
7号 八重芯変化菊 7号 八重芯
スッキリとした調和美
7号 彩色千輪菊 7号 彩色芯万華鏡
銀の花弁の組合せが素敵です
7号 マジック牡丹 7号 ひまわり?
でもないし何でしょうか
7号 八重芯
中間色が素敵です
7号 新作でしょうか
7号 芯入千輪菊 7号 千輪菊 7号 八重芯錦冠菊 7号 トリッキーな芯に親星は和火先光露 不思議な作品です
7号 緑芯菊先紅点滅 7号 雌雄芯変化菊 7号 緑点滅芯紅点滅 7号 変芯変化菊キラキラ
芯は紅紫緑点滅に変化でしょうか
7号 変芯変化菊残輪 7号 万華鏡芯変化菊
うほっ!こんな造形も登場
7号 銀千輪菊 仕掛スターマイン
むちんばしは御幸橋
無賃橋が仕掛花火で描き出されます
スターマイン
知るたび、観るたび、恵智のたび
ラスト 仕掛スターマイン
愛知川の四季
写真は7号を中心に掲載させていただきました。6号、5号も芯入を主体に多彩に富み見応えあるものでした。
愛知川オリジナルかと思わせるほどの個性的で、見たことないような作品群にお口あんぐり状態です。
これだけの作品群をご披露していただけるのでしたら弁天島のように玉名をプログラムに掲載して欲しいです。m(..)m

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