日記2007夏


第61回名古屋みなと祭花火大会
2007年7月21日(土) 雨 19:30〜20:30
愛知県名古屋市港区 ガーデン埠頭沖 名古屋港


打上台船 5台連結幅約180メートルあります

 名古屋港開港100周年を記念して、過去最大のスケールで盛大に開催される名古屋みなと祭花火大会。シーズン当初から楽しみでならない、とっておきの花火大会であった。待ちきれず、暗いうちから車を出して朝早く現地に着いていた。
 しかし、名古屋は今年も雨が降っていた。梅雨の影響を少しでも避けようと、海の日から1週間遅らして開催したにもかかわらず、また無情の雨である。どうしてこうも毎年雨にやられるんだろうと嘆くばかりであった。
 目の前では、台船が次々に連結されて、今年の花火がスペシャルな大会であることを告げていた。ほんの数日前までは、ワイドに展開する花火をどこから撮ろうかさんざん悩んでいたが、結局いつもと同じ場所にすんなり落ち着く。もはや撮影場所よりも、天候の回復を願うばかりの情勢だったからだ。
 日中は日射しが射すほどに天候が回復して、このまま良好に夜まで持ってくれるかと思われたが、再び雨が降り出してきた。大気の状態も今ひとつ、クリアであればライトアップされた名港トリトンが美しく浮かぶはずなのに、今夜は霞んで見えた。
 昨年の大雨の名港には子供を連れてくることができなかったけれど、今回は子供を連れて初めて家族揃って夏の名港を迎えることが出来て、それが嬉しい。開幕直前まで愚図ってばかりで心配させられたが、花火の開始とともに静かになってくれた。

 開幕8号に続いて、マスコットキャラクター「ポータン」と「ミータン」が仲良く登場して、場内の笑いを誘ってくれた。花火大会は、メモリアル花火とスターマインの繰り返しを基調に進行する。
 単打ちはほぼ全てメモリアル花火と言っていいほど、今年もたくさんの方々がご協賛されたメモリアル花火がプログラムの随所に盛り込まれていた。名古屋港の花火が美しいと感じるのは、花火の美しさに加えて一発一発がいろいろな思いや願いを載せて夜空に咲いているから観る者の心を捉えて止まないのだと思う。これだけたくさんのメモリアル花火が寄せられる大会はそうないだろう。

メロディ花火
「A QUESTION OF HONOR」

 見所は、夏の風物詩と題する型物花火集と創作花火コレクション、そして2回入るメロディスターマインである。型物特集は一目で分かるものばかりで、大いに楽しませてもらった。タコの足が動くのには大受けだった。
 注目のメロディ花火。最初のメロディ花火は、従来の名古屋港と同じ1箇所からの演出。それはシンプルながらも、音楽と完全にマッチした絶妙のタイミングで、一瞬一瞬の花火そのものの美しさを心にしっかりと刻みながら楽しむことが出来るものだ。まさに台船一台ならではの魅力と言っていい。サラの曲に載せて演じられるメロディ花火はいつもながら最高だ。
 2回目のメロディ花火は、花火大会のラストを飾る演目である。ワイドメロディ花火と題して10分に渡ってプログラムされたもので、こちらは2部に分けて名港初のワイド演出の威力を存分に見せてくれた。
 パート1では、光の宝石、万華鏡、ミラーボールといったお馴染みの銘品が、ワイドに展開して相乗効果と共に素晴らしく優雅な時間を届けてくれた。パート2では、ワイドならではのボリューム、あしらいもふんだんに採り入れ、空間いっぱい使って感動のフィナーレへと導いてくれた。
 メロディ花火は名古屋港を代表するするとっておきの出し物である。2回にわたってプログラムされ、相当な時間を割いているので、毎年、構成されるのが大変だと思う。特にラストのメロディは10分も続くので、飽きさせないように演出に違いを持たせて、最後の最後まで観客を魅了し、ラストは物量を注いでキッチリと終了感をみせてくれるのには感心するばかりだ。雨の中、観覧された方々に格別の感動をもたらしたことだろう。
 今年は幅は約180メートルといったワイドな空間を駆使した演出だったので特に満足だった。できれば、来年も今年のスケールで逢いたい、この感動を再び届けて欲しい。
  
 05年にメロディ花火が登場して以来、06年、07年と年々スケールを増す名古屋みなと祭花火大会。今年も訪れた観衆の心を揺り動かしたことだろう。弛まぬ努力と美意識、高い技量によってもたらされる花火は、名古屋港ならではの感動として、しっかりと心に刻まれたに違いない。それは、花火に感心のない方でも確実に伝わっていると思う。きっと次回への期待が膨らみ、今から来年の名港の花火を楽しみにしているはずだ。この感動は余所では経験できないものがある。美しい花火に出逢う悦び、そして共振した多くの方々の声が積み重なって、大きな力となって欲しい。名古屋が全国に誇る花火大会として、これからも発展することを願ってやまない。

07年 名古屋みなと祭花火大会写真集
オープニング
カウントダウン花火
8号紅芯菊先青銀乱
名港マスコットキャラクター
「ポータン」と「ミータン」
早速花火で登場します
夏の風物詩
「たこ」様です
足がにょろ〜り動いて大受け
メモリアル花火
10号 緑芯錦先紅銀乱
メモリアル花火
8号 オパール
メモリアル花火
8号 紅芯菊先青銀乱残輪
メモリアル花火
10号 オパール芯さざなみ
メロディ花火
「A QUESTION OF HONOR」
10号オパール芯錦冠菊
4号ワイド
ワイドメロディ花火 ワイドメロディ花火
写真は腕の悪さに天候の悪さまで加わってご覧のとおりです。花火の美しさを全く伝えられずすみません。
名古屋港は毎回ほぼノーファインダーで撮っています。だってこんな美しい花火は肉眼でしっかり観ないと。
一瞬、はっと時間が止まったかのような美しい花火に出逢う時がたまりません。花火って不思議ですね。
形としては何も残らないのに、心に刻まれた感動の思い出はいつまでも残ります。名古屋港はそんな花火なのです。
子供が何度も嬉しそうに拍手を送ってくれたのが嬉しかったです。自分の花火が上がっていることに気付いてくれるのは、いつになるのかな。

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