日記2007夏

浜松市政令指定都市移行記念
弁天島海開き花火大会
2007年7月7日(土) 曇 19:30〜20:50
静岡県浜松市西区舞阪町弁天島


懐かしの弁天島

 シーズン到来。今年も花火の季節がやってきました。

 弁天島駅から旅館街を抜けて海浜公園に入り、弁天島に大きく建つ朱色の鳥居が目に飛び込んできた瞬間、言いようのない懐かしい気持ちに包まれた。
 自分で車を運転して花火巡りを始めたのは、弁天島からだったと思う。まだ車を手に入れて間もない頃だったので、花火の内容よりも、帰りの渋滞が激しかったってことくらいしか今では記憶に残っていない。そう、花火を全く憶えていないほど久しぶりに訪れる弁天島。振り返ってみると確か1994年以来、実に13年ぶりの弁天島である。

 家を出るときは小雨がぱらつくあいにくの天気だったけれど、弁天島に着いてみると雨の心配は無さそうな気配、ちょっと霞む曇天の空だった。愛好家の皆様とも再会。毎年訪れている愛好家の方に伺ってみたところ、梅雨時の花火なのに不思議と雨にやられないのだという。海浜公園に着いたのは14時を過ぎていた。それでも、観覧場所は充分残っている。今年は午前中に降った雨の影響で、お客さんの出足が鈍いのだという。それでも17時頃からお客さんがぞくぞくと押し寄せ、19時頃にもなると海浜公園がほぼ埋まり、観覧場所を求めて立ち往生しする人の姿が目立つほどの賑わいぶりをみせていた。今年から設けられた有料観覧エリアに足を運んでみると、18時過ぎでも実にのびやかな様子。当日券1,000円とリーズナブルな料金設定となっており、これなら遅れて会場入りしても特等席で花火が観られそうである。

有料エリア:18時撮影 この時間でもゆったりとしています 水面には花火見物の船が繰り出します
弁天島駅から海浜公園へ
17時過ぎからぞくぞくとお客さんが押し寄せます。帰りは注意
19時過ぎの海浜公園:大盛況です
シーズン到来を告げる花火
10号 彩星芯銀菊群声 田畑煙火


 海際の最前列に座る高さに三脚を立てて開幕を待った。まるで花火の教科書のように丁寧に玉名が掲載されたプログラムを食い入るように見て頭にインプットする。正しい玉名、打上業者さんがしっかり掲載されているプログラムほど嬉しいものはない。それはまた、これから始まる花火を堪能するための、高揚感を高めることにもなる。
 花火大会を告げるアナウンスが流され、いよいよ気分は高まってきた。まだ明かりが残る空は夜の帳を降ろす頃、開幕を告げる10号玉が舞い上がった。
 大輪の華が咲いた。最初の一発はいつでも新鮮な感動がある。今年もまた、花火の季節がやってきた。
 ここから、単発早打ちとスターマインの繰り返しを基調にした展開で進行する。
 開幕10号、スターマインに続いて、レギュラー銘品集5号5玉21組の登場となるが、これがまだ暗くなりきらないうちに打ち上げるのがもったいないくらいの見応えのあるものだった。型物から決まった八重芯まで、各社持ち玉を駆使し、特色ある色使いも冴え渡り、いきなり身が引き締まる思いである。
 2発入った20号は、カウントダウンのコールを添えて大いに盛り上げ、しっかり満場の注目をさらう演出のもとで放たれた。さすがに20号ともなると貫禄があり、爆発音が身体の芯にまで響いてくる。2発とも錦冠菊、雄大な眺めに拍手喝采だ。水面にまで達する引きの強さが印象的だった。うち1玉は八重芯とくるからたまらない。
 時折登場する型物花火も印象的で、なかでも、うなぎ、すっぽん、マグロといった地元にちなんだ型物花火には、つい顔が綻んでしまう。こういうのが入ると、こちらも夢中になって捕獲を試みるのだった。
 打上3者の持ち場からそれぞれ花火が上げられるので、撮影に臨むにあっては、カメラをあちこち振り回して、あたふたしながら撮るのかなと思っていたところ、単打ちはイケブン様、三遠様、田畑様の順番にほぼ綺麗にプログラムされており、大会本部からでは右手(三遠)から中央(田畑)左手(イケブン)のそれぞれの持ち場を順繰りにして花火が上げられる格好になり、この流れに乗って撮ればいいので以外と楽な撮影であった。祝賀花火では慧眼をお持ちの愛好家様ご指摘のとおり、1発目の打ち出しを見て「あっ、イケブン」と叫んでしまった。正しい玉名と業者さんの持ち場がキチッと決まっているので、あれこれ思いを巡らせながら観覧できるし、本当に勉強になる。
 終盤に入ると時間通りに終わらせるためなのか静岡スタイルのなのか、打ち出しのピッチがあがって、スターマインと単打ちをほぼ同時にバシバシと打ち出すので、とてもじゃないが玉名と見比べながら鑑賞できるような余裕はない。ボリュームたっぷりのスターマインが入り、なかには3連に展開するワイドスターマインもあって、豪華さが際立ってくる。
 静岡芸協3者が妍を競い合う花火に、私は次第に圧倒されていた。充分な手応えを感じながら、次々にシャッターを切り、当の昔に忘れていた愛しい光景を呼び覚ますかのように、存分に鑑賞させてもらった。

 ラストはイケブン様の特大スターマインとナイアガラの二重奏。噂どおりの大玉一斉を繰り返す銀爆仕様のスターマインは、カラフルな色芯もしっかり入っていてゴージャスさボリュームともに申し分なく、スカッと胸のすくような演出であった。スターマインが終わると、300メートルのナイアガラに火が入り、これで終演を迎える。低く仕掛けられたナイアガラだが、無数の船がシルエットになって浮かび上がり、なんとも情緒的な眺めだった。
 さて、JR利用の私は、帰路を急ぐあまり失礼ながらナイアガラの最中に撤収させてもらった。混雑具合が気になっていたが、そこは人混みを掻き分け以外と早く駅に着くことができた。改札では切符もノーチェック状態で速やかにホームに客を入れ、ホームでの駅員さんの誘導も実に手際よく、おまけに弁天島駅のホームはかなり広くて、収容キャパもある。余裕で21時4分発豊橋行きの臨時列車に乗り込むことができた。

 舞阪町は浜松市に合併されたが、従来どおり素晴らしい花火を届けてくださったことに感謝するばかり。心配された天気も上々、いい形でシーズンを迎えることができた。超久々となる弁天島を堪能することができた心の満足度は言葉にならないほど大きかった。

07年 弁天島海開き花火大会写真集
レギュラー銘品集
5号 八重芯丁字菊先紫光露
田畑煙火
レギュラー銘品集
5号 パステル牡丹銀閃入
田畑煙火
レギュラー銘品集
5号 コスモス
田畑煙火
レギュラー銘品集
5号 八重芯変化菊
三遠煙火
レギュラー銘品集
5号 錦霞芯彩星牡丹霞変化
田畑煙火
レギュラー銘品集
5号 八重芯変化菊
イケブン
5号 うなぎの遊泳
三遠煙火
20号 八重芯錦冠菊
三遠煙火
7号 黄霞芯丁字菊先青霞草
田畑煙火
7号 黄芯半輪半牡丹
イケブン
大スターマイン  政令指定都市浜松市誕生を祝って
三遠煙火 田畑煙火 イケブン
祝賀花火
10号 水色芯紅ヤシ入金閃緑
イケブン
祝賀花火
10号 紅銀芯菊先之緑降雪
三遠煙火
祝賀花火
10号 彩星芯銀菊先彩色群蜂
田畑煙火
祝賀花火
10号 銀芯群声ヤシ入紫牡丹
イケブン
祝賀花火
10号 彩色百花園
田畑煙火
祝賀花火
10号 夜空の満開百花園
三遠煙火
祝賀花火
10号 八重芯群声錦カムロ
イケブン
祝賀花火
10号 紅スパン芯オーロラ牡丹
イケブン
祝賀花火
10号 三重芯菊先之紅光露
三遠煙火
祝賀花火
10号 八重芯ステンド牡丹
田畑煙火
祝賀花火
10号 八重芯錦牡丹紫光露
田畑煙火
20号 変芯綾錦冠菊
三遠煙火
大仕掛 スターマイン
三遠煙火
ワイドスターマイン
と単打ち7号錦冠菊
大スターマイン 祝浜松市政令市移行
田畑煙火 イケブン
大スターマイン 祝浜松市政令市移行
田畑煙火 イケブン
10号 紅芯銀カムロ
イケブン
10号 ニコちゃん千輪
イケブン
ナイアガラの滝 政令指定都市浜松誕生を祝って
イケブン
こうして写真を並べてみますと実に見所豊富な素晴らしい花火です。
玉名等間違いがありました際はご容赦願います。

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