日記2006夏


若狭マリンピア2006花火大会
2006年8月1日(火) 晴 20:20〜20:50
福井県小浜市 人魚の浜海岸沖小浜湾


 若狭マリンピアは初観覧である。8月1日固定開催の花火では、以前から隣の高浜と併せて機会が有れば観覧したいと願う花火大会であった。今年は2尺が無くなった近場の彦根を振り切って、未知なる花火との出逢いを求め福井県小浜市を訪れた。


 「若狭マリンピア」は、1993(平成5)年に始まった、小浜市を代表する夏の一大イベントである。毎年7月31日、8月1日の2日間にわたって開催され、7月31日には盆踊りやキャラクターショー、パレードといった多彩な催しが行われ、翌8月1日は祭りのフィナーレを飾る花火大会が盛大に開催される。

人魚の浜海岸入り口のマーメイドテラス
2体の人魚がお出迎え  画面中央奧:打上台船
人魚の浜海岸(16時30分撮影)
画面中央沖の防波堤にはナイアガラが仕掛けられます
松上げ(人魚の浜海岸西端会場にて)
ナイアガラとUFO

 小浜湾に面した人魚の浜海岸が今夜の舞台だ。ビーチの入り口、マーメイドテラスには、シンボルモニュメントの「人魚」が訪れる人々を優しく迎え入れていた。海岸に降りると目の前に拡がる砂浜のビーチと青く澄んだ美しい海にたちまち魅了された。穏やかな波に乗ってやってくる潮風が実に心地よい。海水浴に興じる子供達の屈託のない笑顔、ゆったりとくつろぐ大人達、こういった光景に包まれると此方も開放的になってくる。思わず三脚なんかほっぽりだして海に飛び込みたくなる、そんな衝動に掻き立てられたぐらいだ。人もあんまり居なくて実にのんびりとした雰囲気、これで本当に花火大会やるのって疑問に思うほどののびやかな感じだった。

 花火は人魚の浜海岸沖の小浜湾に浮かぶ台船から打ち上げられる。双眼鏡を手に打上台船を覗いてみると、想像を絶する数の大玉の筒がずらり並んでいる光景を目にしてまずは驚いた。中でも肉眼ではっきりと確認できる15号の筒、こちらは3本立っていた。それにしても近い、保安距離ギリギリに浮かばせているようだ。大玉の筒が上を向いているのを確認して、場所の確保に取りかかった。
 場所取りといっても花火大会でよく目にする、シート類が敷かれた光景は、ここでは皆無と断言できる。どんなに小さな花火大会でも三脚が立てられ、カメラマン風の方々がそれなりに居るってのに、三脚の1本も立てられていなかった。16時を過ぎた時間に入ってもこの状態なのには唖然とした。海の家のおやじさんにお聞きして、風向とお客さんの出足を教えてもらう。夜はたいがい陸風になる、お客さんは花火大会直前になって押し寄せるのだという。初観覧、演出が全く判らないので、ここはセオリー通り台船真っ正面で挑むことにする。砂浜最後部の階段状に整備された通りの最上部に三脚を置いた。正面には、防波堤に仕掛けられたナイアガラ仕掛が拡がって、これがどのような見せ場を演じてくれるのかが楽しみであった。
 花火大会に先立って、小浜に伝わる伝統行事「松上げ」が行われる。約16メートルの高さに取り付けられた大松明が仕掛けられた籠めがけて、小松明を投げ入れて点火させるもの。一般参加も可能で、多くの人々が一斉に小松明を投げ上げる様は壮観だった。此の地に伝わる伝統的な炎の祭典を楽しんだ後は、さぁ、いよいよ花火大会開幕だ。
 陸風が良い感じに吹いてくれて今夜は期待できそうである。やがて、花火大会開幕を告げる元気いっぱいのアナウンスが流され、気分を盛り上げてくれた。周りを見渡すと、閑散としていたビーチが嘘のようにいつの間にか人で溢れていた。

小浜湾冬景色

 みんなで賑やかにカウントダウンをコールして開幕を迎える。5・4・3・2・1とコールに合わせて数字の型物が宙を舞う。0のコールと同時にボンッと大きな音を轟かせ、開幕を告げる15号芯入変化菊が豪快に咲き誇った。ここから終了までノンストップでバシバシと打ち上げる。大玉がふんだんに盛り込まれているとあって、序盤から10号玉が次々に飛び出した。
 花火は何部かのシリーズに分けられて構成されているようだが、スターマイン、単打ちでほぼ切れ目なく繋いでいるため、常時上げっぱなしって感じ。目先の変わった出し物としては、中盤に入った音楽花火。スピーカーから離れていたため、音楽が聞こえ難くて曲とのマッチ具合は分からなかったが、打上花火に加えて多彩な連発物がリズムよく海上を彩っていた。
 ラストのプログラムに持ってくるのかなと思っていたナイアガラがここで使われた。海上にナイアガラが浮かぶ様は実に幻想的、裏打ちの花火が入ればと期待を寄せていたが、代わりにUFOの一斉打ちが入った。中島みゆきさんの地上の星を流したパートでは、名物「湖上の星」登場。あ、やっぱあの業者さんの花火だって思わず声が出てしまった。
 ドーン、ドーンと繰り返し上げられる大玉。手の込んだ玉は入らなかったが、これだけたくさんの大玉を見せてもらえるとは思ってもいなかった。銀冠、錦冠がゆったりと連打されるシーンが何度もあって、海上にまで枝垂れる引きの強い冠菊に無心で魅入った。

 ラストはお約束のように金銀冠菊の大スターマインでフィナーレを迎える。海上打ち出しの水中花火を従えた、大玉モリモリのパワフルな攻めが何と言っても圧巻、中でもエンディングに入った錦冠菊スターマインは、10号30発に15号2発を積んだ超特大スターマインとあって、その迫力は特筆もの。怒濤のゴールデンビッグウェーブを全身に浴びまくってもうメロメロ。締めには、2発の15号浮模様入錦冠菊が豪快に咲き誇ってグランドフィニッシュを決めてくれた。

 花火の醍醐味はやはり大玉だろう、今回は純粋に大玉の迫力に酔わさせてもらった。打上30分間と短時間ながら、最大15号に100発近い10号玉と相当数の7号を使ったボリュームは圧巻の一語に尽きる。毎年、同規模で同じ業者さんの花火なのかは分からないが、美しい海岸とのんびりとした会場の雰囲気も気に入った。水面に映えるロケーションも素晴らしい。機会が有ればまた訪れて、海辺の楽しい一時を過ごしてみたいと思う。
  
 臨時駐車場からの脱出渋滞に少し引っかかったが、幹線道路に出ると後は渋滞知らずでスイスイと帰宅。時間的には彦根とそんなに代わらない感じがした。

オープニング花火
15号芯入変化菊
10号千輪菊と海上打出しスターマイン
(装填ミス?下の写真で使うべき
錦の水中花火がテレコになっている)
単打ち 銀冠菊連打
音楽花火 湖上の星 小浜湾から臨む御来光
錦冠菊と海上打出しスターマイン
エンディング
15号錦冠菊浮模様2発入りスターマイン

日記一覧にもどる
トップページにもどる