日記2006夏


第41回茅野商工会議所納涼大花火大会
2006年8月13日(日) 曇後雨 19:30〜21:00
長野県茅野市
玉川500番地 茅野市運動公園


茅野市運動公園:画面左下自由広場が観覧場所
メイン会場:自由広場 右半分が駐車場
森越しに花火を観ることになります
足下には巨大な山蟻がうようよしていますのでご注意を

 お盆は私一人の気ままな花火旅をさせてもらった。初日は一度は行ってみたかった茅野納涼花火大会。観覧に際し一緒に同行させていただきお世話になりました愛好家様に深く感謝いたします。


 事前に観覧された愛好家の方々による情報をネットで仕入れ、ある程度のことは頭に入れて臨んだつもりであったが、実際に訪れてみると驚きの連続であった。
 杖突峠を一気に下り茅野市内に入って直ぐに「着いたよ。」って案内された花火会場を見て「えっ!本当にここが花火会場ですか?」って逆に聞き返してしまった。花火大会といえば河川敷などの見晴らしが効く場所での開催をイメージするものだが、茅野は外観からは全く判らない深い森に覆われた公園そのものが花火会場になっており、これにはきょとんとした。
 普通は車じゃなくてお客さんが並んでいるでしょう!16時過ぎに会場入りして、観覧場所兼臨時駐車場ゲート前に一番乗りで車を乗り入れて開門を待つ。すると後続に続々と車が並びだして、暫くすると公園道路の路肩には開門を待つ車の長蛇の列が出来上がるのだった。(しかも県外ナンバーばかりってのが異様です)あまりにも長い車の列に時間を少し早めて開門。それで誘導されたのが、一番乗りにもかかわらず出口から遠く離れた場所ってのがこれまた不思議。
 観覧場所は運動公園内の自由広場で、北側半分は臨時駐車場となる。これじゃ観覧スペースが足りないのでは?と不安を覚えてしまうのたが、お客さんの出足は超ゆるゆる、広場の半分でも必要充分なスペースであるから驚きだ。会場に足を運ぶお客さんは、正直数百人程度って感じ。市街地に隣接する公園なので、園外から観覧されているお客さんが相当いるのだろう。
 このように本当にのんびりとした会場事情であるが、公園最深部の一画だけは例外である。開門前からずらり三脚が立ち並んでおり、愛好家の皆様が顔を揃えているのだ。この光景に際するとやはり普通の花火大会じゃないいんだと期待が膨らんでくる。今夜の花火はなんてたって田村様のお膝元の花火大会なのだから。私も三脚の列に加えさせてもらって、花火談義を楽しみながら開幕を待った。
 南よりの風が強く吹き抜けて、広場から観覧するとほぼ真横の風となる。これでは花火が相当流されそうだ。といっても森に覆われた起伏に富んだ見晴らしが効かない公園で、風上の観覧場所を見つけ出すのはそれなりの経験がないと厳しそう。例え風下であったとしてもメイン会場となる自由広場以外に観覧最適地を見つけ出すのは至難の業といった感じの会場事情だった。
 開門時には地元の観客より愛好家の方が多いんじゃないかって感じたほどであったが、暗くなるにつれてポツポツとシートを拡げるお客さんで広場がそれなりに埋まって来た。ノリの良さそうなアナウンス嬢の美声が会場いっぱいに流れ、花火大会への気運を盛り上げてくれる。日がどっぷりと沈んだ19時半開幕、90分間の花火大会の開始だ。

プログラム15 花火電光
10号 千輪菊
変わった作品です

 オープニングはシングルスターマインで静かにスタートを切った。ここから単打ち、スターマインを繰り返すプログラムとなる。
 スターマインに大きな玉が入ったものは登場しないが、同じ物が繰り返さないようにプログラムされており、時にはダブル展開するものもあった。小型スターマインが数多く繰り出され、派手さはないけれど、クロセットや椰子だけ各色牡丹のみといった、すっきりシンプルで明瞭な構成にして多彩に富んでいるのが好印象。
 さて、楽しみにしていた単打ち。こちらは5号以上で構成され、待望の10号玉は41発がプログラムに掲載されていた。(第41回開催なので41発なのかな?)
 単打ちは割物芯入を主体に、千輪菊や創作系かなと思えるちょっと変わった花火から5号の型物に至るまで実に多彩。大半の玉に曲導が付けられており、素晴らしい開き、色彩で期待に応えてくれるのだった。どれも割物のお手本のように端正に咲いて、目を見張る発色の星々が切れ味鋭くぱっと変化を遂げて一斉に消える。一玉一玉がとても良い出来で、序盤からどうどうの八重芯が飛び出す展開に、次は何が登場するのかわくわくしながらシャッターを切り続けた。
 そして何よりも好印象を受けたのは、質の高い花火をよりいっそう引き立てるアナウンス嬢の見事な解説ぶり。八重芯が入ると早速、玉名構造をアナウンスするといった具合に、プログラム毎に見所をそつなく誰にでも分かるような説得力満点のコメントを入れてくれるのだ(花火のことをメッチャ知ってます!)。こちらも思わずペンを走らせてメモること多々有り。質の高い花火を目と耳で存分に味わって、余韻をかみしめながらじっくりと観覧出来るなんて、実に素敵な花火大会じゃないか。
 こうして、初めての茅野納涼花火大会にどっぷりと浸かりきっていた。ところが、これから終盤の好プログラムに入るぞといった段になって、無情にもポツポツと雨粒が落ちてきた。47番で構成されたプログラムの40番に差し掛かった頃、さてこれからという時になって・・・・・・・・・。こうなるとちょっとした遠雷にも気が気じゃない。
 降り出して暫くのうちはレンズを拭き拭きしながら単打ちのみを撮っていたが、やがて傘も効かない土砂降りの雨となるのだった。その直前に運良く登場した群蝶をカメラに収めることが出来た。結局、群蝶は大会を通してこの1発のみ。伝家の宝刀は何度も見せないものなんだなぁ。
 プログラム43番を撮り終えた時点で、大粒の雨が大地を叩き付けるかのように激しく降り出して、即座にこれ以上の撮影続行は不可能と諦め機材を片づけた(実際はカメラが濡れないよう守るのに必死といった有様)。しかしながら花火バカの悲しい性で、打上中にさっさと撤収とはいかない、その場に踏み止まって最後の最後まで花火を見届けるのだった。雨を受けて残りの花火を打ち急いだようだが、会場から引き上げるお客さんが後を絶たない。それでもラス前の10号10連打には素晴らしい八重芯が何発か入っていて、ずぶ濡れになって萎えそうな気持ちを奮い立たせてくれた。
 打上中に突如見舞われたよもやの大雨。全くそんな事態を予期していなかった、というのであればあまりにも迂闊との誹りは免れないだろう。事実携帯のウェザーサイトに雨の予報が出ており、雲も拡がっていたので、開幕前にはそれなりに気にはしていたが、いざ花火が始まると観覧に没頭して、雨のことなどすっかり忘れていた。それがまさかこんな結末になるなんて、山の天気は怖い。
 終わってみれば、地元観衆の姿は跡形もなくとっくに会場を後にしており実に引き際が良い。最初から最後まで会場に踏み止まったのは我々花火愛好家のみ。いろんな意味で印象深い花火大会だった。
 帰路、杖突峠に入る頃には雨も止んで峠から雲間に見える諏訪盆地の夜景が素晴らしかった。雨に降られたけれど、雲の底は高くて、全ての花火が無事に観覧できてなによりといったところか。

06年 茅野納涼花火大会写真集

3 寒天の里
10号八重芯錦冠菊
5 スカイシャワー
10号彩色千輪菊
9 蓼科ビレッジの大輪
10号椰子芯変化菊
11 ビジネスライフの輝き
8号緑霞草芯菊先紅霞草
13 友情の花束
10号変芯変化菊
17 ○ルピコグループの花園
10号 八重芯変化菊
18 特大スターマイン
一夜の夢
19 星空のフラワーガーデン
10号変芯変化菊
22・23スターマイン同時打上
星空のファンタジー&ゴージャスな夜
26 ○オンの輝き
5号緑点滅千輪菊
28 夜空のロマンス
10号変芯変化菊
28 夜空のロマンス
10号錦冠菊先割
28 夜空のロマンス
10号八重芯変化菊
34○ーアイタウン共栄会の輝き
7号八重芯変化菊
38 大スターマイン
彩色宝石箱
39 星のミュージアム
8号変芯変化菊
41 10号銀菊千輪菊 41 10号八重芯変化菊 43 龍翔鳳舞
8号群蝶千輪
43 龍翔鳳舞
10号銀輪千輪菊
掲載の番号はプログラム番号を、タイトルはプログラムに掲載のタイトルをそれぞれ示しています。
こうして並べてみますと寒天の里など茅野らしいものから花火らしい素敵なタイトルまで魅力的な名前ばかりですね。
残念ながらプログラム43番以降は撮影不能となりましたが、それにしても多彩に富んだ作品ばかりです。
次回こそは好条件の下で、スッキリと観覧したいです。
*12月に入って作成しました。もう遠い記憶の世界、玉名等掲載ミスがありましたらご容赦願います。

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