日記2006秋


田原まつり花火大会
2006年9月17日(日) 曇時々雨 20:00〜21:30(打上花火)
愛知県田原市田原町南新地内 パオ裏側


会場の様子(ジャスコ駐車場から) 
雨に備え仕掛にビニールが被せられる等
打上に従事された方々のご苦労が窺えます
 台風13号接近中における開催とあって、悪天候は覚悟の上で観覧に臨んだが、結果的に過去に経験したことのない強風下での花火観覧となるのだった。
 14時過ぎに現地到着。予報通り台風の影響で昼間からビュービューと強風が吹き荒れていたが、この時点ではまだ雨は降ってない。愛好家の方々とも雨でなくて良かったね〜と口々に挨拶を交わし、なんとかこのまま天気が持ってくれることを願うのだが、あいにく19時過ぎから雨の予報がしっかり出ており、今夜の見通しは暗い。
 いつもならジャスコ駐車場の田圃側かその先の畦道でかぶりつき観覧と、迷うことなく観覧場所を確保するのだが、今年は迷いに迷った。
 強風に雨まで加わるとあって、今回ばかりは家族揃っての観覧を早々に諦め(幼児には虐待といわれるかも・・・・)、嫁さんと子供は愛好家の奥さんと共にジャスコ駐車場から車中観覧と安全策を採る(これが一番賢明な選択!)。ところが私はそうはいかず、写真も撮りたいし花火も観たい、でも雨風はいや、出来れば影響を最小限に止められるような場所から観覧したいと、自分勝手なわがままな思いで場所を探し回った。結果的に少しでも被害を避けようとジャスコに寄って観覧するのだが、これが後々後悔する羽目になる。

 夕刻になると、各町の大筒御輿がはなのき広場に集まり、三河地区のお祭りに欠かせない手筒花火、大筒花火が披露される。会場直ぐ裏手の広場で奉納されるとあって、家族揃って観覧させてもらった。子供には初めての手筒、ハネの爆音に泣き出さないかと心配していたが、特に怯える様子もなくケロッとしていて、さすがだなぁと我が子ながら感心した。雲行きも怪しく、残念ながら30分くらいで手筒花火観覧を切り上げ、打上花火に備える。今年の田原まつりではこれが唯一の家族揃っての花火観覧となるのだった。
 20時開幕までをジャスコ駐車場で待つことになる。建物に寄っての観覧、庇もあって少々の雨は避けられそうと甘い期待を持って開幕を待った。
 雨が迫りつつあると判っているので開幕までがとても待ち遠しかった、出来れば開催時間を少しでも早めて欲しいと心の中で願ったが、それは叶わず定刻通りの開幕となるのだった。

五町厄年奉納スターマイン
 今年はジャスコ駐車場内に、場内アナウンス席が設けられ、進行具合はバッチシ把握できるようになされてたが、開幕を告げる五町合同開幕スターマインは、何故か早発気味に打ち出されて、慌ててシャッターを切るがややタイミングを外してしまった。これで3年連続の開幕撮り逃し。開幕五町スターマインは何故かタイミングが合わないんだなぁ。
 続いて始まった五町10号5連打ち。強風吹きすさぶ悪天候のなか、鮮やかに宙を切って力の限り凛と咲く10号玉はいつも以上に美しく感じる。早速、端正な三重芯が登場して思わず呻らされた。
 ここから毎年お馴染みの、枠仕掛、裏打ちスターマインに開始と止めを告げる大玉を1組とした協賛スターマインと五町一斉のワイド早打が繰り返される。10号、8号といった大玉は何れも良い玉ばかり、何が飛び出すか判らず常にプログラムを引き締めている。仕掛もスターマインも趣向を凝らしており、見飽きることはない。五町がそれぞれの持ち場から一斉に打ち上げる早打ちは、視界を覆い尽くすような豪華な眺めがなんといっても醍醐味である。
 注目は、昨年に続いて入った五町厄年奉納スターマインである。中盤に入ったそれは5箇所ワイドに展開し、なかでもフィニッシュを決めた10号錦冠菊5発同時開花のシーンは、今年の田原で最も心に残る瞬間だった。開幕スターマイン(一瞬で終わる)以外で、お祭りに参加される五町が足並み(種類)を揃えて同時に打ち上げるスターマインを観覧したことがないので、いつかこのような光景を観てみたいとの願望を抱いていた。今回初めて願いが叶って感慨深いものがある。5箇所から尺玉が尾を引いて昇りゆく様を固唾を呑んで見守り、空全体を錦模様に染め上げる光景は言葉にならない。色とりどりの葉落が下方にたっぷり彩りを添え、カラフルな色芯がキチッと入った錦冠菊が使われるゴージャスな演出も素晴らしく印象に残る。場内から大きな拍手が沸きあがるのだった。
 終盤になると、最大の見せ場である五町競演大スターマインの奉納となる。心配された雨は、時折小雨がぱらつく程度で、ここまではなんとか持ってくれた。しかし、最後の見せ場に入り、後少しというところで無情にも本降りとなるのだった。
 五町が華麗さを競い合うかのように披露するスターマインは、何れも見応えのあるものばかりで心から満足できるものだった。雨に打たれながら傘もささないでずぶ濡れになってじっと見守っているお客さんをあちこちで見かけ、良い花火は余所見をさせない説得力があるんだとつくづく感じてしまう。

かや組奉納スターマイン
組紋の「分銅」千輪
 五町10号5連打で終演となる。
 強風を切り裂いて凛と咲く大輪の華。いずれ劣らぬ逸品の競演で有終の美を飾った。まさにお祭りに携わる方々の心意気が最後の最後まで良い花火に集約されているかのようだった。
 ラスト10号5連では、多重芯割物揃いの中にあって登場したブルーの光の宝石にひときわ大きなどよめきが上がり、観衆の笑顔が爆発した。スターマインで連打される光の宝石にはうっとりと魅入り、ソロで不意に上げられた時には鮮烈な印象を与える、つくづく観衆の心に響く秀作なんだ感じさせられるのであった。

 強風に雨まで加わるとんでもない悪条件の下での花火であるにもかかわらず、全てのプログラムを無事に乗り切ることができ、万感胸に迫るものがある。田原まつりの花火は本当に素晴らしい。どんな条件下でもお祭りにかける意欲や熱意が花火を通してひしひしと伝わってくる。悲惨なコンディションであったが、見終わってみると良い花火を観せていただいた充実感で胸がいっぱいだった。
 写真の方は、強風と雨に加え、避難してくるお客さんや立ち見のお客さんにも囲まれて、思うように撮ることが出来なかった。ずぶ濡れになりながらもしっかりと花火を見届けた方々がたくさんいらっしゃったというのに、中途半端な場所で撮影に臨んだことを反省するばかり。


06 田原まつり花火大会写真集

開幕五町合同スターマイン 10号5連 桜組
三重芯変化菊
パオ(桜組)スターマイン
開始8号 八重芯変化菊
セントファーレ(かや組)
スターマイン
止め10号 変芯変化菊残輪
シーズ&アーパス(桜組)
スターマイン
開始8号 紅点滅芯菊先緑点滅
シーズ&アーパス(桜組)
スターマイン
止め10号 八重芯変化菊 
田原青果センター(桜組)
スターマイン
開始10号 変芯変化菊
雪輪組奉納スターマイン 衣組奉納スターマイン
開始10号 彩色千輪菊
魁新組奉納スターマイン 桜組奉納スターマイン
開始10号 銀千輪菊
桜組奉納スターマイン かや組奉納スターマイン かや組奉納スターマイン
止め10号 八重芯錦冠菊
10号5連 衣組
四重芯変化菊
10号5連 桜組
三重芯錦冠菊
10号5連 魁新組
三重芯変化菊
10号5連 かや組
光の宝石
10号5連 雪輪組
三重芯錦冠菊
玉名号数は推定です。間違いの際はご容赦願います。
あまり良い写真を添えることが出来なくてすみません。

日記一覧にもどる
トップページにもどる